3年ぶりにデジタルカメラを買い替えた。以前使っていた機種に不満があったわけではなく、むしろ大いに気に入っていたのだけれど。まあ、特に深い意味のない、ある種の気分転換的な買い物だ。さてどれを買おうかと、いつものように各社の新機種をネットでサクッと調べて比較検討、まあこれがいいかなと店頭で実物に触れることなく「注文する」をクリック。で、届いたデジタルカメラを早速使ってみたところ、うん、なかなか悪くない。最新機種だけあって液晶の大きさや画素数は申し分なく、簡単な操作でそれなりにキレイに撮れる。しかし……。使っているうちに、ちょっとした違和感をおぼえた。あれ、前のほうが良かったんじゃないか? 性能はたしかに新しいほうに分があるけれど、操作することの楽しさや所有することの満足度で言えば、以前に使っていた機種のほうが上だったかも……。気分転換の買い物だったはずなのに、逆にちょっと複雑な気分に陥ってしまった。
新しく買った機種の名前は伏せておくが、「以前に使っていた機種」のほうは、リコーの「GR DIGITAL」。これまで何気なく使ってきたけれど、やはり名機だったのだなあと、他の機種に乗り換えてから改めて思わされたという次第。 |