TOP > monobook > Vol.03 バング&オルフセン【別格のテレビ】
別格のテレビ
  テレビを買い換えようと思い、各社の新製品を比較検討したとき、多くの人は同じ悩みにぶつかる。どれも良いが、どれでも良い。決め手に欠けるのだ。
なるほど、最新のテレビの映像は、どれも凄まじく美しい。各社、色の再現性がどうだ、黒の締まり方がこうだと、他社製品との違いを主張している。しかし、それらの違いがどれほどのものなのか、店頭で判断するのは難しい。また、他のデジタル家電と比べて、テレビはデザインの介在する余地が圧倒的に少ないためか、どれも同じに見えてしまう。意地悪な言い方をすれば、メーカーロゴを隠してしまうと、どのメーカーのものかわからないほどである。
前置きが長くなったが、本題に入ろう。そのような横並びのテレビ界において、まったく別格の存在感を放っているブランドがある。それが、デンマークの雄「バング&オルフセン」だ。同社のテレビは、2006年からプラズマタイプが日本でも発売されていたが、2007年9月には初の液晶タイプ「BeoVision 7-40」がリリースされた。

  「BeoVision 7-40」の最大のポイントは、どの角度から見ても圧倒的な美しさを放つこと。そのデザインの良さは写真を見てもらえば一目瞭然だが、細部に至るまで徹底したこだわりが施されていることこそ、バング&オルフセンの真骨頂である。たとえば、液晶スクリーンを囲むフレームには美しく磨き上げられたアルミを用い、さらにフロントとリアがそれぞれのフレームを持つダブルフレーム構造を採用。一般的な液晶テレビに比べると若干の厚みはあるが、このダブルフレーム構造によって強度を高めると同時に、視覚的に薄く見せることに成功している。しかも、本体に映像コントローラーとDVDプレイヤーを内蔵していることを考えると、よくもまあこの奥行きの中にまとめたものだと感心してしまう。

  また、壁掛けはもちろんテーブルスタンドやフロアスタンドが用意されるなど、設置の自由度も高さも魅力のひとつ。スタンドにはモーターが内蔵され、上下左右への角度の調節がリモコンひとつで行える。さすがバング&オルフセン、その動きさえも、実に優雅である。
格の違う美しさと存在感を備える「BeoVision 7-40」は、テレビの買い換えを検討中なら、積極的に候補に加えたい1台と言えるだろう。ぜひ一度取り扱い店舗に足を運び、実物を見てみることをおすすめしたい。ただ、美しさも存在感も別格なら、価格も別格であることを最後に付しておく。
シルバー、ブラック、ダークグレー、レッド、ブルーの5色展開。「BeoVision 7-40」¥1,680,000、「モーターフロアスタンド」¥178,500、スピーカー別売「BeoLab 7-2」¥388,500(ホームシアター用アクティブスピーカー)「BeoLab 7-4」¥388,500(センター用アクティブスピーカー)

[問い合わせ先]
バング&オルフセン Tel.03-3249-0690 http://www.bang-olufsen.com/japan/



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