3月11日、ご存知の通り、誰もが経験のない未曾有の災害が発生してしまいました。
このたびの地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
私事ですが親類が気仙沼湾に面した地域に住んでおり、
数日どうしても連絡が取れなかったのですが、昨日全員無事を確認できました。
物資と燃料が不足する中、現地に向かうのは非常に迷惑になることを鑑み、
少しでも世の中のお役に立てますよう、ここで防災士の資格を持っているものとして、
情報をお知らせできればと思います。
被災地域でなくとも、特に首都圏では今後余震の影響の可能性もあり、
内陸部での地震活動が活発化しているという状況もあります。
しばらくは油断をせずに対処しなければなりません。
まだこの災害は終わらずに継続しております。ぜひこのブログをご覧になった方は
周囲とご協力の上、この災害を切り抜け、また活力に満ちた日本を取り戻すことに
ご協力ください。
和田隆昌 2011.3.15
交通手段がない!地震発生で帰宅難民になってしまったら(特に首都圏域の方に)
交通インフラが損害を受けたら、
まずは落ち着いて交通機関からのインフォメーションを確認しましょう。
地震災害では地上よりも地下鉄は被害を受けにくいもの。
今回のように数時間で回復することもあります。地上は線路に異物がないかどうか、
周囲の安全確認など時間がかかる傾向があります。
ラジオ・テレビなど公共の確実な情報を入手しましょう。
災害時に備えて、オフィスに置いておいた方がいいものは、
重要な順番に、携帯ラジオ、懐中電灯、運動靴、簡易食(飴のようなものでも可)、
マスク、救急用品、持病のある方は薬、500mlの水のペットボトル。
冬場であればカイロもあればより心強いでしょう。
ライトやラジオは携帯電話の充電器つきであれば大変重宝です。
自宅に自分の支援が必要な、お子さんや高齢の方が待っているなど、
どうしてもすぐに帰らなければならない場合を除き、勤め先や避難所など、
安全な場所でインフラの回復を待つのが基本です。
近隣の避難所などを事前に調べておくことも大切です。
自宅に徒歩で戻るか、インフラの回復を待つかの判断は、
自宅への予想到着時刻を判断基準にしましょう。日没までに到着できる場合を除き、
災害時の夜間行動はおすすめできません。
自分の体力と災害状況(進行方向の火災発生など)を考えて行動しましょう。
特に広域に停電が発生している場合などは不測の事態に巻き込まれる可能性があります。
どうしても徒歩で帰宅しなければならない場合
交通インフラが停止したとき、自宅にどのように戻るかを、
事前にシミュレーションして実際に歩いておくと安心できますね。
さらにターミナル駅から主要幹線道路は大混雑になるので、
いくつかルートを変えても帰れるようにしておきましょう。
火災の発生や橋脚の破損など大きな災害時には不測の事態が発生します。
自宅と会社を結ぶ線上に何があるか(広域避難所になる公園や学校など)
を確認しておきましょう。(そこで飲料などを手に入れられるので)
帰宅避難時は同一方向の人間を集めて複数での行動を進めます。
無用なトラブルや不測の事態に遭遇したときを考えて、
単独で行動しないようにしたいものです。都心部で大きな災害が発生すると、
人の流れそのものが災害リスクになります。お子さん連れなどの場合、
そのような人波に巻き込まれない工夫が必要になります。
駅舎の階段など十分な注意が必要になります。
地震の二次災害・停電に備えて
地震の揺れによる直接的な被害を別とすると、
二次災害の代表的なものは火災です。
住宅密集地で同時多発的に火災が発生した場合には、
消防車による消火活動は非常に困難になります。
個々の自発的な初期消火に頼るしかありません。
そのためにも自宅からは火災を出さないこと。ご自宅に消火器はついていますか?
保管場所とともに取り扱い方法の確認を今一度しておきましょう。
また停電時にろうそくなどの火気を利用する場合には換気とともに、
消灯時の確実な消火をしないとなりません。
小さなお子さんなどに扱わせないような注意も必要です。
懐中電灯とともに、コンセントに自動点灯するタイプの電灯が手に入れば、
不意の停電にも慌てずに対処できるので、廊下などに用意しておきましょう。
大きな地震を受けた後、ご自宅が古い木造家屋などの場合には、
その次の余震のときに、そのダメージから倒壊することが考えられます。
柱や壁にひびが入るなどのダメージを発見したら、
念のため工務店や建築士などに耐震診断をしてもらうようにおすすめします。