TOP > monobook > Vol.20 ISLAND SLIPPER×AMERICAN RAG CIE【 メイド・イン・ハワイの実力 】
「変化」のない「進化」
ISLAND SLIPPER×AMERICAN RAG CIE

 夏になるとビーチサンダルをペタペタ鳴らしながら街を闊歩する人をよく見かけるが、あれは正直いかがなものかと思う。リゾート地や近所のコンビニならまだしも、ビーサンは街で履くには緊張感がなさすぎる。サンダルにも「品格」が必要だ。分別のある大人の男としては、街で履ける品格を備えたサンダルを選びたい。
ハワイ生まれの「アイランドスリッパ」は1946年の創業以来、デザインから製造まですべての工程をハワイでおこない、街履きにふさわしい品格を備えたサンダルを世に送り出し続けてきた。形自体はビーチサンダルと同様のいわゆるトングタイプが主力なのだが、レザーを贅沢にあしらった上質な仕上がりはチープなビーサンとは別次元。ソールにはふかふかのクッションが効いていて、履き心地も驚くほど快適だ。

ISLAND SLIPPER×AMERICAN RAG CIE

 今回ピックアップした3足はいずれもアメリカンラグ シーによる別注モデル。もともとファッション性の高さに定評のあるアイランドスリッパが、アメリカンラグ シーの手によってさらなるブラッシュアップを遂げている。シルバー、ゴールド、モノトーンとどれもモード感のあるスタイリッシュな佇まいで、麻素材のジャケットやシャツなど上品な着こなしにも対応してくれるはず。

ISLAND SLIPPER×AMERICAN RAG CIE

 もともと自分はサンダルに限らず「餅は餅屋」というのがモノ選びの基本スタンスで、シャツならシャツ専業メーカー、靴なら靴専業メーカーのものを選ぶようにしているし、そうして選んだものは結果として長く使えることが多い。総合ラグジュアリーブランドが手掛けるプロダクトもなかなか魅力的ではあるけれど、クオリティや費用対効果の面では、やはり専業メーカーに軍配が上がる。そういう意味では今回取り上げたアイランドスリッパも、歴史のあるサンダル専業メーカーであり、品質に対する信頼の高さは折り紙付き。この夏サンダルを買い足すなら、文句なしにおすすめの1足だ。

ISLAND SLIPPER×AMERICAN RAG CIE

ハワイのサンダルメーカー「アイランドスリッパ」の『アメリカンラグ シー』別注モデル。昨年から継続して展開されるシルバーとゴールドとあわせて、シックなモノトーンがラインナップに加わった。 各¥13,650

[問い合わせ先]
アメリカンラグ シー 銀座マロニエゲート店 東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート4F
TEL.03-5159-1583 http://www.americanragcie.co.jp/




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