TOP > monobook > Vol.18 EASTPAK RAF SIMONS【 次に手に入れるべきバッグ 】
「変化」のない「進化」
GR DIGITAL II

 何より魅力に思えたのが、アノニマスなところ、すなわち、ひとめでどこのブランドのものかわからないということ。異業種間のコラボレーションは往々にして、どことどこが組んだという「わかりやすさ」が強調されるが、これに関してはまったくそんなことはなく、両者のブランド名を記したタグが付されているのみ。言われなければイーストパックともラフ・シモンズともわからない。この控えめさが実に良い。

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 このコラボレーションは2009年春夏で3シーズン目となる。今季はクラシックなシェイプからインスパイアされたコレクションが展開され、素材はデニムのほかキャンバスとメッシュの3タイプが揃う。いずれも甲乙付けがたいのだが、個人的にはデニムがいちばん好みだ。その肉厚な生地はストラップや底面の上質なレザーとの相性も良く、使い込むほどに味が出そう。おすすめの用途は、ずばり、週末1泊2日の小旅行。コットンやリネンなどの軽やかなジャケットにあわせたら、なかなか粋な旅行スタイルに仕上がるのではないかと思う。

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リュックに初めてコーデュラナイロンを使用したバッグブランド「イーストパック」と、アントワープ出身でジル・サンダーのクリエイティブディレクターも務める「ラフ・シモンズ」とのコラボレーション。3シーズン目となる今季は写真のデニムのほかキャンバスとメッシュの計3種の素材のバッグコレクションを展開。
[左] NEW BACKPACK ¥55,650 [中] SMALL HOBO ¥77,700 [右] DAYPACK ¥44,100

[問い合わせ先]
EASTPAK TOKYO(イーストパック トーキョー) 東京都渋谷区神宮前4-25-1 RISA 1F-D
TEL.03-5770-8460 http://www.goldwin.co.jp/eastpak/




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