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Vol.14 MOLESKINE City Notebook 【「日常」を「旅」に変えるノート】
MOLESKINE

 今回ピックアップしたのは、その東京版と京都版。これまでヨーロッパやアメリカを中心に各国の主要都市版がリリースされていたが、このふたつは11月11日にリリースされたばかりの新バージョン。日本に住む私たちにとって、初めてのホームタウンにおける「City Notebook」の登場となる。これら2冊は基本的に、東京または京都を「旅」する人のためのものである。しかし、少し視点を変えてみると、旅人以外、すなわち、そこに住んでいる人にとっても、十分に利用する価値がありそうだ。
 たとえば私は東京在住だが、「City Notebook」の東京版を携えて東京を探索したら面白そうだな、と思う。自分の住んでいる街は、知っているようでいて意外と知らないことも多く、特に東京は新陳代謝が激しく、新しい店やスポットが次々と現れている。見知らぬ土地はもちろんこと、自分の家の近所ですら知らないことはたくさんある。この1冊を携え、ふらり訪れた先で見聞きしたことをどんどん書き綴っていくことで、新たな発見があるのではないか―――真っさらな「City Notebook」のページをペラペラめくっていると、そんな気がふつふつと湧いてくる。大げさかもしれないが、「City Notebook」が1冊あることで、何気ない「日常」が、ちょっとした「旅」になる。遠出せずとも、旅はできるのだ。

MOLESKINE

 余談だが、「MOLESKINE」は「モレスキン」か「モールスキン」のどちらで呼ぶのが正しいのか。私はずっと「モールスキン」と呼んでいたが、日本の公式サイトによると、現在は「モレスキン」で統一されているとのこと。その昔、BIRKENSTOCKが日本に上陸する前「バーケンストック」と呼んでいたが次第に「ビルケンシュトック」で慣れてしまったように、「モレスキン」という呼称にもそのうち慣れていくのだろうか。

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MOLESKINE

ヨーロッパとアメリカの各都市、そして香港、北京に続いて登場した「City Notebook TOKYO」「City Notebook KYOTO」。都市の全体像がわかる「キーマップ」とそこからさらに詳細表示した「ゾーンマップ」、自由に書き込める余白ページ、ジャンル別に分類できるインデックス、ミシン目で切り離せる紙片のページほか、全228ページが糸綴じ製本方式の丈夫な想定で仕上げられている。裏表紙の内側には折り畳み式のマチ付きポケットを装備。
9×14cm。各¥2,940

MOLESKINE

定番のノート、そして今回紹介した「City Notebook」のほか、MOLESKINEはダイアリーも充実している。2009年版から「ウィークリーバーチカル」と「マンスリーノートブック」が新たに仲間入り。まだ2009年の手帳が決まっていない人は、こちらもぜひチェックを。

[問い合わせ先] カファ TEL.03-5459-5393 http://www.moleskine.co.jp/




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