ワインの趣味が合ったら盛り上がりそうですね。意外とワイン好きでもシャンパンから始めずに、最初からずっと赤ワインの人もいますし。白は甘いから好きじゃないって言う人や、ずっとシャンパンを飲みたいという人もいたり、好みは様々です。そして流れとタイミングというのもありますよね。
一杯目はグラスでシャンパン、次は白ワイン、そして次に一杯だけ赤ワインを飲むとか、そういう流れとタイミングが一緒にいる相手と合うと、ちょっと空気感が合うなって思っちゃうかもしれないです。なかなかいないんですよ、そういう人。女友達では結構いるんですけど。それぞれワインを飲む時には、好きな流れというのがあるんだと思うんです。私の場合、ワインはやっぱりボトルで飲みたいんです。でも、私はいっぱい飲めるんだけど、この人は一杯しか飲まない人だったら、とか思うと、ボトルを頼むべきか、グラスを頼むべきか・・・・・・迷ってしまいます。出会ったばかりの時に最初から「ボトルでお願いします」って、私の口からは言い辛いですし。逆に、「じゃー、ボトルにする?」って聞かれると、ちょっとキュンとなっちゃいます。そうやってデートを3回、4回と二人で関係を築き上げていくうちに、そういう流れとかタイミングって合ってくるのかもしれませんけどね。私が友達と作ってきたみたいに。似てくるというのもあるのかもしれませんね。一緒に飲んだりしていると。
もう一度恋をしようという気持ちのもとに、恋愛の色んな側面を歌にしていて、ちょっとワクワクというか心がザワザワするような、なんかちょっと恋したいかもみたいな思いを持って貰えるような作品にしたいと思って作った今回のアルバム「IN LOVE AGAIN」でも、ワインがある情景を想いながら書いた曲もあったりします。たぶんこれは赤ワインなんだろうな、みたいな感じで聴いて貰えると嬉しいです(笑)。
本日は、供された料理に合うワインをマネージャーソムリエ田中浩さんに選んで頂いた。
天然岩牡蠣の冷製 白ワインのアスピック添え +\200/\1,700 ブルゴーニュ オー コート ド ニュイ 2006 ローラン ルーミエ \7,900(グラス\1,500) Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2006 Laurent Roumier |
フォアグラのソテー 貴腐ワインのソース 玉葱のパイと共に+\500/\2,000 ヴィニンガー ヌスベルグ アルトレーベン Wieninger Nussberg Alte Reben 2007 |
鱸のポワレ キャベツのブレゼ添え ジュドオマールのドレッシング+\0/\2,500 テッシュ ディープ ブルー\5,900 (グラス\1,000)Tesch Deep Blue 2006 |
茨城県産 小鳩のロースト その内臓と洋ナシのコロッケ添え+\700/\3,200 ブルゴーニュ ルージュ ロンスヴィ 2004 アルロー\6,800 (グラス\1,250)Bourgogne Rouge Roncevie 2004 Arlaud |
(料理の料金表示:\5,000のプリフィックスコースで選択した場合/アラカルトでオーダーした場合)
素材を厳選して作り出す西浦シェフの料理と、マネージャーソムリエ田中さんの選ぶワインとのマリアージュは、どれも驚きと美味しい喜びに溢れていた。 古内さんは田中さんと談笑しながら特にフォアグラと白ワインのマリアージュに感動していたのが印象的だった。
取材後、恋愛もワインと同様、長い時間をかけて熟成していくものなのかもしれない、そしてワインのある食空間で起こる様々なドラマが今日も起こっているのかもしれない・・・と、少し感傷的な心持ちになりながら、FERIC編集部スタッフは雨の西麻布を後にした。