
昔から「女性は靴を磨かない」といわれていたのですが、テレビのニュースなどを見ていると、シューケアをする女性が最近は増えたという話です。靴を磨くだけでなく、クリーニングしてくれる店が人気らしく、ブーツまで洗ってしまう女性もいらっしゃるとか。それもこれも9月のリーマンショックに始まる金融危機、不況のせいかもしれませんが、モノを大事にするというのは好不況とは関係なくよいことだと思います。
女性の場合は、流行の度合いも早いですし、なにより化粧が変われば、着る服も靴もバッグだって、変わってしまいますから、モノを長持ちさせてもなかなか使えない場合もあるでしょう。しかし、男性の場合はこのコーナーで何度かいいましたように、流行の変化は大きくありません。しかもこんな時代ですから、お洒落をしたいと思ったときでも、すぐに新しいモノに飛びつくのではなく、ご自身のワードローブ、つまり持ち物をよく点検してみる、実はこれもお洒落の近道だと思います。
スーツを着たら、袖の長さや太さは適当か? 胸元のラペルの返りはきれいか、どうか? こんなところは確実に押さえましょう。もちろん変なシワなどは、もっての外のことです。そんな場合は信頼のおけるリフォーム店やクリーニングショップに持っていって、相談を。どんなに流行りのブランドであっても、フィットしていない服はただの布きれでしかありませんし、わざと加工しているものでない限り、服のシワを気にしない人はお洒落にはなれません。