
真新しいわけではないのに、最近、ジャガーXKが気になってしょうがない。
XKには、その高性能版であるXKRも含めて、国内外のさまざまなシチュエーションでずいぶんと乗ってきた。乗る度に、良くなっていく。まるで、惹かれ合う男女のように、乗る度にいいところに気付かされ、早くまた次に乗りたくなる。こういうクルマは、あまりない。
そして、もちろん、走りっぷりの良さ。速く、快適だが、すべてのタッチが優しく、柔らかなところがジャガーらしい。柔らかいのに、芯があって、節度もある。専門用語で、“ロール”と呼ぶコーナリング時の傾きもけっこう発生するが、とてもよく躾けられているから、ナチュラルで気持ちいいくらいだ。ドイツのクルマは正反対で、あまりロールさせず、キチキチッ、ビシビシッとキメてくるが、ジャガーは違う。ふんわり、ゆったり、ホンワカ。
車コンシェルジュ Vol.24
ジャガーXK
車コンシェルジュ Vol.12
ジャガーXF