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CREDOR NODE(クレドール ノード)


  日本が高度経済成長を続ける1969年以降、我が国を代表する時計メーカー「セイコー」(1881年創業)では、ラグジュアリーという時代のニーズに応えるために、18K、14Kゴールドなどの貴金属をケース素材とした「特選腕時計」シリーズを発表しました。


  こうして’74年に、セイコーの「特選腕時計」シリーズはグループ化されることとなり、「セイコー クレドール(SEIKO CRET DOR)」と名付けられることに。「“CRET D'OR”」とは、フランス語で「黄金の頂き」という意味。セイコー クレドールはこの名に相応しく、ゴールドやプラチナなどの貴金属を中心とした、厳選素材だけを使用して、デザインやムーブメントに至るディテールまでをも、名工たちの技術と感性を注ぎ込んで製造しました。常に最高級の品質を守り、日本人ならではの繊細な感性を注ぎ込み、豊かな個性を主張し続けることで、着実にファン層を広げていったのです。

CREDOR NODE(クレドール ノード)  そして2004年、月と太陽、陰と陽といった真逆の両者が存在し、その調和を意味する「Bipolar」をテーマとする、今回紹介するノード・シリーズが誕生。交点といった意味も含む〈NODE〉という名にふさわしく、東京で催された、お披露目パーティは、西洋文化のモルトウイスキーとシガーを愉しみつつ、東洋文化である尺八の音色を堪能できるといった、まさに「調和」がテーマでとても印象に残るものとなりました。

  写真のニューモデルは、シルキッシュで深みのあるダイヤルに、18Kピンクゴールドのケース、同色のロゴや針を備えています。デフォルメしたアラビア数字のインデックスは、2と7のサイズを揃え、4だけ大きくするというアンバランスに挑み、全体のデザイン構成によりまとまりを持たせている点が特筆ものです。秒針の付け根に見られる三日月モチーフも、満月へと向かい、「調和」することのメタファを表現しているかのようです。このようにラグジュアリーであり遊び心も含み、端正であるといったように相反する魅力がひとつにまとめられている。ゆえにフォーマルスーツにもモード系スタイルにも合わせることができるのです。

CREDOR NODE(クレドール ノード)   NODE ノード
GBLH996

ボンベサファイアガラス風防(無反射コーティング)。日常生活用(3気圧)防水。耐磁性能。ムーブメントは、スプリングドライブ Cal.(キャリバー)7R88(30石)。平均月差 ±15秒(日差 ±1秒相当)。手巻き。パワーリザーブは約48時間。パワーリザーブ表示機能。18KPGケース。シースルーバック。クロコダイルバンド。3つ折れ式中留バックル。178万5000円。


(問)セイコーウオッチお客様相談室
フリーダイヤル0120-061-012
松田朗 Akira Matsuda

ジャーナリスト まつだ あきら。東京ニュース通信社特派記者。雑誌『TVガイド』、『TVTaro』、『TVBros』などに携わる。1992年より雑誌『Begin』で時計の広告タイアップ記事を、『モノマガジン』、『VOCE』、『POPEYE』、『クールトランス』の時計特集などを。現在『時計Begin』での新連載、『ブルータス』などでの時計特集を準備。正規時計店の広告、タレントを起用するイベントなども手掛ける。