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クエルボ・イ・ソブリノス『トルピード ピラータ』限定モデル


  フロリダから近いカリブ諸島。その中でもキューバ・ハバナはかつて、アメリカの実業家らの高級リゾート地として栄えました。そのハバナに1882年、高級時計宝飾店「クエルボ・イ・ソブリノス」の前身となる「ラ・カーサ」が創業されました。1940年代には砂糖や葉巻といった農産物の輸出もあってキューバは、好景気に沸いていました。


  こうした中、クエルボ・イ・ソブリノスは、スイスの超高級時計メーカー、パテック・フィリップ、ロレックスにオーダーしたショップウォッチも数多く販売。アーネスト・ヘミングウェイやクラーク・ゲーブル、ウィンストン・チャーチル、アルベルト・アインシュタインといったように、小説家や映画俳優、政治家、科学者といった各界のセレブリティの顧客も集めたのです。

  ところがゲバラ、カストロらが指揮したキューバ革命が勃発して、クエルボ・イ・ソブリノスもまた、営業を停止することになったのです。

  こうして休眠していたクエルボ・イ・ソブリノスでしたが、2002年に復活します。スイスのルガーノを本拠地として、往年のスケッチを基本に、ハバナならではの特色を加味したオーセンティックなモデルをリリース。

クエルボ・イ・ソブリノス 『トルピード ピラータ GMT』 クエルボ・イ・ソブリノス 『トルピード ピラータ クロノグラフ』

  国内でもじわじわと人気が高まってきています。写真のニューモデルは、そのネーミング『ピラータ』(スペイン語で海賊の意味)にあらわれているように、カリブの海賊がテーマとなっています。自由を謳歌しつつも、大胆不敵に振る舞う。冒険家であると同時にロマンチストでもあるカリブの海賊がモチーフなのです。カリブ海ゆかりのブランドらしいコンセプトです。

クエルボ・イ・ソブリノス 『トルピード ピラータ』限定モデル  海賊船の飾りや大砲などが表現され、ケースの所々にブラス仕上げを施し、潮風に晒されて使い込まれた感じが上手に表現されています。『トルピード ピラータ クロノグラフ』の3時位置には月の位相を表示するムーンフェイズ機能、一方の『トルピード ピラータ GMT』には、ダイヤル1周で24時間を表示するGMT機能を備えています。

  なおクエルボ・イ・ソブリノスのウォッチBOXは、加湿装置付きのヒュミドール(葉巻収納箱)としても使えるのでシガー愛好家も要注目。同モデルのBOXは、海賊の宝箱をイメージしたオリジナル・デザインであり、特製トランプ一組が付属します。得した気分ですね。

クエルボ・イ・ソブリノス 『トルピード ピラータ』限定モデル
共通スペック:ケース径45mm。シースルーケースバック。 両面無反射加工サファイア風防。5気圧防水。ステンレススティール・ブロンズ・チタンを組み合わせたトリニティケース。クロコダイルストラップ。2008年9月発売予定。『トルピード ピラータ』限定モデル クロノグラフRef. 3050.1/99万7,500円。クロノグラフ(ストップウォッチ+積算機能付き)。世界限定125本。国内入荷は29本。『トルピード ピラータ』限定モデル GMTRef. 3052.1/68万2,500円。GMT(24時針付き)。世界限定125本 。国内入荷は33本。

(問)ムラキ クエルボ・イ・ソブリノス
TEL:03-3273-0321
http://www.muraki-ltd.co.jp/
松田朗 Akira Matsuda

ジャーナリスト まつだ あきら。東京ニュース通信社特派記者。雑誌『TVガイド』、『TVTaro』、『TVBros』などに携わる。1992年より雑誌『Begin』で時計の広告タイアップ記事を、『モノマガジン』、『VOCE』、『POPEYE』、『クールトランス』の時計特集などを。現在『時計Begin』での新連載、『ブルータス』などでの時計特集を準備。正規時計店の広告、タレントを起用するイベントなども手掛ける。