映画〈007シリーズ〉の最新作公開に先がけて、このたび発売されたのが、後述しますが意匠にもムーブメントにも語りどころ満載のオメガ「シーマスター ジェームズ・ボンド リミテッド」。

　 シリーズ22作目となる「007／慰めの報酬」は、原作者であるイアン・フレミングの生誕100周年を祝す作品であり、日本では2009年1月公開予定です。そして創業160周年を迎えたオメガにとっても、特別な作品となります。007シリーズの前作に続いて、ダニエル・クレイグ扮するイギリス情報部の敏腕諜報員であり、オメガのアンバサダーでもある〈コードネーム007〉ことジェームズ・ボンドの腕を、オメガ〈シーマスター〉が飾るからです。

　 劇中でボンドが愛用するシーマスターのデザインをアレンジした、このモデルは、歴代のジェームズ・ボンド007コレクターズピースの中で、最も端整かつエレガントなデザインといえるでしょう。さらに、ベースとなるオメガ〈シーマスター300ｍダイバー〉の進化の象徴とも。

　 というのもブラックダイヤルは、暗所での視認性に優れるスーパールミノバ（ホワイト）を塗布したアワーマーカー、時・分・秒針がバランスよく配されています。秒針に配された真紅の“007”ロゴは、ブラックダイヤルとのコントラストが絶妙。鏡面と艶消しのポリッシュ仕上げを使い分けた、直径41ミリのSSケースに、しなやかな装着感が得られるブレスレットが組み合わせられています。


　 こうした意匠面だけでなく、メカニカル部分も特筆です。長期間、高い精度を安定して保つことを可能にしたオメガ独自の画期的なコーアクシャルエスケープメントと、48時間のパワーリザーブを備えたクロノメーター仕様のCal.2500を搭載しているのです。

　 実用面では、プロダイバーをサポートする機能を備えています。ブラックのアルミニウム・リングの逆回転防止ベゼル。また、10時位置に配置されたヘリウムエスケープバルブは、深海から海上へ戻る際に高圧となったヘリウムガスを排出。このように時計の内圧を下げることで、破損を防ぐ役割を担います。SS製のネジ込み式ケースバックと、ネジ込み式リュウズが、300m防水性能をより確実なものとし、ケースバックには秒針と同様にボンド愛用の拳銃ワルサーPPKをモチーフにした007のガンロゴがエングレービングされています。


　 なお流通総数は、世界限定10,007本。

　 このように話題性や意匠面だけでなく、機能性も充実したスペシャルアイテム。それが、オメガ「シーマスター ジェームズ・ボンド リミテッド」最新作なのです。

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