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フランク・ミュラー【コンキスタドールジョーカー】


  ブランド創始者であるフランク・ミュラー氏は、ジュネーブの時計学校で本来は3年かかるカリキュラムをわずか1年間で習得。全世界的な人気を誇るスイスの高級実用時計メーカーや頂上時計メーカーからの誘いもあったが独立の道を選び、当初はアンティーク・ウォッチの修復を手掛けることからスタート。AHCI(スイス独立時計師協会)に所属し、1986年に初めてのオリジナル・ウォッチを完成させました。そのモデルは自動振動(フリー・オシレーション)という独自機能を盛り込んだトゥールビヨン。この機構で氏は、特許を取得しています。その翌年にはミニッツリピーター機能を搭載したトゥールビヨンを、’89年には永久カレンダーまで組み込むなど、独立時計師時代から全世界の富裕層で時計通に注目されていました。


フランク・ミュラー【コンキスタドールジョーカー】  自らと同名のブランド設立は’91年のことでした。こうして「フランク・ミュラー」は、わずか数年で世界的な時計高級ブランドへと飛躍していったのです。超絶時計師フランク・ミュラー氏という核があり、スポンサー的な協力者たちの力、優れたブランドマーケティングが三つ巴となり、相乗作用により成し得た現代のミラクルです。’95年にはジュネーブ郊外の丘陵にあり、レマン湖を見下ろす立地にアトリエ「ウォッチランド」を設立。毎年春に、このウォッチランドで、新作発表会「WPHH」を開催しています。一昨年も昨年も今年のWPHHでも、フレンドリーであり、自信に溢れ、強烈なパワーを放つ氏の姿を見ることができました。

  「フランク・ミュラー」はこれまでに、超絶コンプリケーションなど30もの世界初のモデル、50もの特許、10以上のオリジナルムーブメントを開発してきています。

  さて、そんな「フランク・ミュラー」の代表シリーズのひとつが、1998年に発表されたコンキスタドール・コレクション。三次元曲線で構築された、立体感溢れる独特なトノウ・ケースにより腕への装着感も優れ、洗練されたフォルムにより多くのファンを獲得しました。

  スペイン語で、征服者を意味する“コンキスタドール”。そのネーミングが物語るように力強く、カジュアルであり気品も内包するフォルム、機能的な夜光文字盤と魅力に溢れています。

  そして今季、このコンキスタドール・コレクションから、カードゲームにおける、最高の切り札を意味する“JOKER”が発表されました。黒いダイヤルのインデックスにはダイヤモンドが配され、手首に華を添えてくれます。

  ダイヤルの3時と9時位置には、それぞれ30分と12時間積算計を備え、通常の秒針をなくすことで、クロノグラフであることを一層強調するデザイン。「日常生活において、機能を活用してほしい」という、メッセージが込められているのです。

【SPEC】
CONQUISTADOR JOKER  コンキスタドール ジョーカー
Ref.8005 CC CD J
限定販売数:100本
インデックスにはダイヤモンドを配置。30分積算計、12時間積算計を有するクロノグラフ(高度な積算計付きストップウォッチ)。6時位置にデイト表示。自動巻。SSケース。クロコダイル製ストラップ(裏革がシャークスキンの特別仕様)。299万2500円。2008年6月発売。
コンキスタドール・ジョーカー スペシャルサイト
http://www.joker2008.jp/
【問い合わせ先】
フランク・ミュラー東京(フランク・ミュラー ジャパン)
TEL03-3549-1949  オフィシャルサイト:http://www.franckmuller-japan.com/
松田朗 Akira Matsuda

ジャーナリスト まつだ あきら。東京ニュース通信社特派記者。雑誌『TVガイド』、『TVTaro』、『TVBros』などに携わる。1992年より雑誌『Begin』で時計の広告タイアップ記事を、『モノマガジン』、『VOCE』、『POPEYE』、『クールトランス』の時計特集などを。現在『時計Begin』での新連載、『ブルータス』などでの時計特集を準備。正規時計店の広告、タレントを起用するイベントなども手掛ける。