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ジラール・ペルゴ ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト


  日本にスイス製舶来時計を広めたのは、1861年に来日して横浜に滞在した、ジラール・ペルゴ(1791年創業。以下G.P)の創業者一族であるフランソワ・ペルゴとされています。こうした歴史的背景や、時計メーカーとしての実力、洗練されたデザインなどの要因から、「高貴な方々にも愛用されている」と聞いたことがあります。

  このように日本と縁が深いG.Pのフラッグシップ・モデルといえば、レクタンギュラーケースのヴィンテージ 1945シリーズ。1995年に最初の手巻き(限定モデル)がリリースされ、続いて自動巻モデル、レディス仕様、クロノグラフが加わり、コンプリケーション(複雑時計)であるトゥールビヨンオートマチック ヴィンテージ 1945までが登場しました。

  そしてミレニアムの2000年には、今回紹介するマニュファクチュール(自社一貫生産)としてのG.Pの魅力を、リーズナブル価格で存分に堪能することができる「ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト」が誕生したのです。9時位置にスモールセコンドを配し、6時位置にカレンダー。そしてシースルー仕上げの裏蓋から、惜しげもなく搭載した18Kゴールド製ローターを有する自社開発の薄型ムーブメントを観賞できます。

  ジラール・ペルゴ ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト   ジラール・ペルゴ ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト  

  その意匠やスペックなどを継承する新たなデザインのモデルが、今回紹介する写真のアイテム(2004年に発表)。ご覧のように9時位置のスモールセコンドはそのままに、1時と2時位置の間にカレンダーが配置されました。これによりデザイン性と共に視認性もアップしているのです。

  また、女性用には、従来のダイヤルデザインに加えて、マザー・オブ・パールで月を、ダイヤモンドで星を演出、美しい夜空をモチーフとしたラインナップも用意。

近代貿易の黎明期から日本の富裕層をとりこにした、スイス時計界の名門マニュファクチュールであるG.Pのフラッグシップ・モデルを、ペアで楽しんでみてはいかがでしょう。


ジラール・ペルゴ ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト   ジラール・ペルゴ ヴィンテージ 1945スモールセコンド & デイト Ref. 25932
【SPEC】 自社開発薄型自動巻ムーブメント(Cal. 03290)を搭載。毎時/2万8800振動。パワーリザーブ約40時間。サファイア風防。ケース径:29x28mm。ケース厚8.75mm。SSケース、アリゲーター ストラップは67万2,000円(税込)。18KPGケース、アリゲーター ストラップは159万6000円(税込)
(問)ソーウインドジャパン ℡03-5211-1791
松田朗 Akira Matsuda

ジャーナリスト まつだ あきら。東京ニュース通信社特派記者。雑誌『TVガイド』、『TVTaro』、『TVBros』などに携わる。1992年より雑誌『Begin』で時計の広告タイアップ記事を、『モノマガジン』、『VOCE』、『POPEYE』、『クールトランス』の時計特集などを。現在『時計Begin』での新連載、『ブルータス』などでの時計特集を準備。正規時計店の広告、タレントを起用するイベントなども手掛ける。