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ウブロ ビッグ・バン


  ファッション通にも人気が高いウブロは1980年、スイス・ニヨンで創業しました。

  そのスタイルはブランドの由来でもある、フランス語の「舷窓」がモチーフで、ビスを配したベゼルに特徴があります。かつてラバーベルトとのカップリング・モデルは、日本でもブレイクしています。

そんなウブロが、より現代的に生まれ変わったきっかけが2004年。ジャン・クロード・ビバー氏が社長に就任したのがきっかけ。

  ビバー氏はかつて、スイスの高級時計ブランド「ブランパン」を再興させるなどの実績を持つ、時計界の重鎮であり、スイスの伝統工芸である機械式時計をはじめワインやアートなどにも造形が深いのです。

  ワインといえば、貴腐ブドウを房ごとではなく、1粒ずつ手作業で摘み取り、丹念に作られるフランス・ソーテルヌの名醸「シャトー・ディケム」のコレクターとしても知られています。このためビバー氏は、こと高級時計のプロデュースに対しても、独自発想をするための引き出しを数多くお持ちなのでしょう。

  こうして新星ウブロは、ビバー氏の陣頭指揮のもと2005年に、伝統的な技術と近未来的なハイテク先端素材との融合「フュージョン」という概念から、今回紹介する『ビッグ・バン』シリーズを発表。現代的かつアグレッシヴなインパクトは波状的に広がり、時計通だけでなく、ハイファッションを着こなす富裕層らの注目も集めるようになりました。

写真のホワイトセラミックス、白いラバー・ストラップが印象的なクロノグラフ『ビッグ・バン サンモリッツ』(2006年発表)は、スイスのリゾート地「サンモリッツ」からインスピレーションを得たようにさわやかな印象です。色鮮やかな赤いクロノグラフ針によるアクセントが効果的です。

一方、2007年春に催された世界時計博「バーゼル・ワールド2007」でウブロは、「モノクロームと単一素材」をテーマとする一連の『ビッグ・バン』を発表しました。写真のモデル『ビッグ・バン ゴールドマット』は、マイクロブラスト加工を施したピンクゴールドのケースとベゼルを備えています。

  このマイクロブラスト加工は、自動車や船舶などに対して使われてきた特殊技術で、圧縮空気により加速された微細砥粒をノズルから噴出させ、表層に吹き付けるというもの。通常のポリッシュやサテン仕上げとは趣がことなり、灼熱の太陽を浴びて柔らかくきらめく砂丘を連想させる仕上がりです。
 
ウブロ ビッグ・バン
※クリックすると詳細がご覧いただけます。
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(問)ウブロジャパン
℡03-3434-3002
松田朗 Akira Matsuda

ジャーナリスト まつだ あきら。東京ニュース通信社特派記者。雑誌『TVガイド』、『TVTaro』、『TVBros』などに携わる。1992年より雑誌『Begin』で時計の広告タイアップ記事を、『モノマガジン』、『VOCE』、『POPEYE』、『クールトランス』の時計特集などを。現在『時計Begin』での新連載、『ブルータス』などでの時計特集を準備。正規時計店の広告、タレントを起用するイベントなども手掛ける。