もう桜の季節になりましたね。冬の間は、友人たちと会うのも「寒いからまたね」なんて、少しおっくうでしたが、桜の咲く季節からは「お花見」だの「ガールズ会」だので、集まりの機会がぐっと増えます。

　こちらがお招きするときにも、また、お招きのお持たせにもぴったりの「お取り寄せ」を、今回はご紹介しましょう。

　まずは、家呑みのときにぴったりの、食のセレクトショップ「平翠軒」のおいしいものあれこれ・・・。

　岡山の倉敷にある「平翠軒」は、そう広くない店内に１０００種類以上の日本全国の 旨いものを集めた食のセレクトショップです。すべての食品はご主人の森田さんが丁寧に集めたものばかり。食の作り手が丹精込めて作ったものを、ひとつひとつ熱意を持って紹介してくださるなぁ、と、以前岡山のお店で森田さんの説明を聞きながら思ったことでした。

　今回は、家呑みにふさわしい組み合わせを取り寄せてみました。

　まず、プライベートブランド商品の「焼き牡蠣のオイル漬け」。食べるとまるで燻製の牡蠣のようですが、実は燻製ではありません。からいりして、吟醸酒やエクストラバージンオリーブオイル、ニンニク、オイスターソースなどで味付けし、サラダ油と唐辛子で漬け込んだものです。牡蠣が終わったら、残ったオイルで炒めものなどをしてもおいしいですよ、とのこと。専属のスタッフの人たちが作っているので、作り手も材料も安心できるもの、という点でも気に入っています。

　この他に、酒の肴として「生ハムの切り落としコリアンスタイル」。これはパルマ産プロシュートの切り落としを、松の実、ポアロねぎ、唐辛子と和え、チャンジャ風に仕立てたもの。これは、ワインにも合います。「レーズンバター入りレザンアルメット」は、バゲットの中に特製レーズンバターがいっぱい詰まっていて、これは、ウィスキーにも合いそう。北海道安平町産の手作りチーズ「はやきた」は、くせがなくてクリーミーでやみつきになる味。チーズは苦手という人にも食べやすいものです。

　こういうお酒の友があれば、あとは、野菜のスティックや、蒸し野菜などがあれば十分楽しめそう。でも、ちょっとボリュームがほしいという向きには、白金豚手作りソーセージがおすすめ。ガーリック味がビールやワインにはいいかな、と思います。ジューシーでしっかり肉が詰まっていてとてもおいしいソーセージです。あとは、〆の一品があれば大満足でしょうか……。