暑くて湿度の高い日本の夏……本当にぐったり体力消耗してしまいますわ。
こういうときは、暑気払いに限る! 暑気払いといえば、うなぎ? うなぎもいいけれど、韓国の滋養食、サンゲタンをいただこうではありませんか。
本当に旨いビールを決めようじゃないか、ではなくて、本当に美味しいサンゲタンを決めようじゃないか、と思い、何種類か食べてみましたが、取り寄せでは、この“グレイス”のサンゲタンが一番シンプルでおいしいと思います。注文すると、パックに入った白濁したスープのサムゲタンが届きます。さっそく温めようと、パックをあけると、液体のスープではなくてトロトロのゼリー状になったスープ&小ぶりの鶏1羽が入っています。わ、コラーゲンの固まり! お肌によさそう。
若鶏のお腹の中には、もち米、高麗にんじん、なつめ、銀杏などが詰まっています。
昔の王様が食べていた王朝料理だったそうで、補薬といって、薬効のある素材をいただく、そんなスープです。
パックの鶏とスープを鍋(ふたをして)で温めて、煮立ってきたら弱火にして、鶏の身をスプーンやヘラでよくくずします。中に詰めたもち米がサラサラになるまで弱火で数分煮る。これで、出来上がり。いただくときに、ついている薬味(ネギ・松の実)と、別袋の塩・胡椒で好みの味に加減する。
ここのサンゲタンは、雑味のないきれいなスープ。なので、食べたらすーっと滋味が体にしみわたるような感じ。パワーチャージできた! としみじみ実感します。食欲のないときでも美味しくいただける特別なスープだと太鼓判! そして、翌日はお肌ツルツルになっているのがうれしい。女子グルメのキーワードは「美しくなる」だから、サンゲタンはそのスター・フードのひとつ、美味しく美しく、というところを押さえていると強いですわ!
そして、サンゲタンのときに、欠かせないキムチ。おいしいキムチを決めようじゃないか、と、これまた探求していたら、知り合いのホテルPRのジョンさんがリコメンドしてくれたのが「韓国食品タカシマ」のキムチ。家族経営で作っているのでおいしいですよ、とのこと。
さっそく取り寄せてみたら、漬けたての旨みと甘みのあるキムチが届きました。スンジャキムチという名のキムチは、スンジャさんが心を込めて作っているもの。注文してから作るので、浅漬けのおいしいキムチが届くわけです。
定番の白菜のキムチも、オイキムチも、カクテキもすごく美味しいのですが、特筆すべきは、旬菜キムチ。夏は、うりとか、みょうが、岩のりなどがあるのだそうですが、これらは、辛味も控えめで、まさに浅漬け。7月はちょうどうりの季節でしたが、これ、シャキっとした歯ざわり、フレッシュな漬け頃で本当においしい!
白菜のキムチも、まろやかな味の唐辛子とフルーツを使うので辛味と甘みの乗った仕上がりになるのだそうです。
ここでは、キムチのほかに、酢ごぼう、チヂミ、韓国春雨の炒めもの(チャプチェ)ナムルなど、お惣菜各種もあります。いろいろ食べてみましたが、どれも美味しくて、良心的な価格。ぜひ、キムチとともに取り寄せてみて。
サンゲタン、キムチと、チャプチェやチヂミなどで元気になれるパワーディナーが取り寄せだけでできてしまう。これだから、取り寄せはやめられませ~ん。 これで、さっそくお友達を誘って納涼パーティ、いかがですか!
サンゲタン料理 グレイス