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80年代ファッションが男にも復活?


  先月、有名セレクトショップ、BEAMSの09/10秋冬の商品展示会に伺った。シーズンに先駆けて、我々、プレスにサンプルを見せてくれる会なのだが、BEAMSの中でもいちばんアメリカ的、創業当時のBEAMSを思いおこさせるBEAMS+(ビームス プラス)の次シーズンのテーマのひとつが「RHAPSODY IN BLUE」で、アカデミー賞を受賞した監督にして俳優のウディ・アレン風の着こなしが提案されていた。


  「RHAPSPDY ~」は彼が作った映画『MANHATTAN』の中の曲で、ジョージ・ガーシュインの名曲。公開当時(1979年)に見た映画だけに非常に懐かしかった。ファッション的にはアカデミー賞を受賞した『アニー・ホール』(1977年公開)が有名で、この映画に出演したダイアン・キートンの姿は当時「アニー・ホール・ルック」として日米で話題を集めた。男物のジャケットを着て、パンツもかなり太めのチノーズなど、衣装を協力していたのが、あのラルフ・ローレン。


  ウディ・アレンの服もラルフ・ローレンのものがほとんどで、ジャケットの中にいつもチェックのシャツとTシャツを重ね着。そのチェックのシャツをよく見ていると、同じような柄を幾度も着替えている。重ね着しているTシャツは、当時ポロが作っていた襟のリブが非常に細いタイプで、しかもダークカラー。ヘインズやフルーツ・オブ・ザ・ルームのいかにもアメリカ的な白のTシャツを見慣れた私にとっては、非常にお洒落に見えたものである。



  80年代はみんなそんな格好をしていたものだが、ウディ・アレンが合わせていたのは、2プリーツが入ったチノーズ(BEAMS+はこれも今季作っている)で、靴は確か、ワークブーツ。彼がかけている眼鏡は今も昔もウェリントンのセルフレームで、都会的なのか野暮ったいのかギリギリの線がウディのキャラクターだし、当時の流行りだった。数年前から「オヤジ眼鏡」も復活しているし、細身のパンツにもそろそろ飽きてきた。女性ファッションは80年代というから、男たちもこんな80年代スタイルにチャレンジしてみますか。