プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社は、2010年3月のジュネーブモーターショーにて公開される「プジョーSR1コンセプトカー」を発表した。
プジョーSR1は、HYbrid4テクノロジーによる効率的な走行を追求した、プジョーの未来のモデルにおけるスタイルデザインを表明したコンセプトカー。美しい外観にマッチしたエンジニアリングスペックを持ち合わせ、ボディに装着された新しい「ライオン」がイメージするプジョーの新しい世界を象徴している。
ボディデザインでは、彫刻のようなボンネット、流れる様なサイドライン、そして研削されたようなリアが特徴。サイドのスタイルラインはサイドウィンドウとフロントウィンドウのラインがひとつとなって、ボンネットのデザインを強調しており、まるで全体が大きな塊から削りだされた車であるかの様な印象を与え、ダイナミズム溢れるデザインとなっている。
また、インテリアも新しい驚き溢れるものとなった。SR1は3人乗りで、サードシートは後部中央に位置しており、このシートへのアクセスは前にスライドできるセンターコンソールを使って容易にできる。注目すべきは、ベル&ロス社とのパートナーシップで創られたエクスクルーシブな腕時計。無垢のアルミから削り出されたこのタイムピースは、ダッシュボードの専用ハウジングに完璧に収まるのだ。
そして走行においては、2011年から量産・導入予定の「HYbrid4テクノロジー」を採用。160kW(218bhp)の1.6リッターTHPガソリンエンジンと、70kW(95bhp)のリア電気モーターが組み合わせられ、230kW(313bhp)の最高出力、ハイブリッドモードでの燃費は100キロあたり4.9リットル、CO2排出量は1キロメートルあたり119グラム(電気モーター駆動モードでは0グラム)を打ち出した。また、四輪操舵という最新技術を導入することにより、さらなるハンドリングの正確さを提供。後輪の回転確度が、速度に応じて変化することによって、あらゆる状況において高い敏捷性を誇っている。
なお、プジョーSR1コンセプトカーは、3月のジュネーブモーターショーで一般公開される。