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電気自動車の時代到来を告げる、

テスラの次期モデル国内予約開始!

 現在市販されるEV(電気自動車)の最高峰の技術が導入されているテスラ・ロードスター。ポルシェ911より早く、フェラーリよりはるかに安い。確かに魅力的だが、さらにセダンボディの「モデルS」の米国内予約が始まっている。その価格がロードスターの約1/3となる5万~6万ドル程度から購入でき、すでに2500台の注文があったという。より実用的で、なおかつプレミアムカーとして見れば「安く」感じるその価格帯は、これまでEVを「キワモノ」扱いをしていた人々を一様に黙らせるほどの衝撃的な価格設定だ。そしてとうとう日本国内でもその予約販売が始まった。トヨタとの提携でクオリティにもさらに磨きがかけられるであろうこのEVに注目したい。

 

初期モデルは完売必至
CPも抜群の超高性能EV「モデルS

 

 テスラ・モーターズは5人乗り電気自動車、タイプ「モデルS」の日本国内予約を5/10より同社ホームページと青山の直営店で開始した。現実的に1200万~1300万の二人乗りの電気自動車を購入するという人はそれほど多くはないだろうが、400万~600万(予想価格 ※価格は未定)の5人乗り(+2のチャイルドシートも可能)プレミアムセダンで、しかもゼロエミッション(ガソリンを必要としない)ならばぜひ欲しいと思う人は、この国内においても比較にならないほど多いことは間違いない。現在の国産電気自動車の「航続距離」や「充電時間」を考えると、正直まだ二の足を踏むのが現状だが、最大航続距離480km、フル充電(高速充電器使用)に45分。その電気式パワートレインは実に0-100kmをわずか5.6秒で走り抜けるという凄まじさだ。そんな数字を聞くと、今後はガソリン車を選ぶ理由が無くなるのではないかとさえ思ってしまうほどだ。


 そして今回発表になった「モデルS」のスタイリングは、どこかで見たような、しかし全身に先進の技術が投入されているに相応しい、プレミアムセダンとしてのオーラをまとった美しいフォルムに包まれている。あえて前衛的なデザインなどをとらなかった世界戦略的なモデルであることがうかがわれる。Audi A6、BMW5シリーズ、Mercedes Eクラスよりも若干大きいプレミアムフルサイズセダンのボディには同クラスの約2倍の収納スペースが出来、リアトランクには後ろ向きのチャイルドシート2席が搭載可能になる。これはこれまでスペースを制限していたガソリンタンクや触媒コンバータ、排気管、エンジンがなくなったからだ。床下に搭載された新開発の薄型バッテリーパックと小型モーターがガソリン車では考えられない広いインテリアスペースと運動性能を可能にしたのだ。

 

日本国内導入は2013年
リアルになった電機自動車の時代

 

 納車するモデルの「モデルS」のうち、最初の250台が「モデルSシグネチャー」であり、右ハンドル、および左ハンドルが用意される。他の車の限定車同様、モデルSシグネチャーには多くの機能が搭載され、標準タイプのモデルSにはないボディカラーやオプションが提供される可能性もある。モデルSシグネチャーには航続距離480kmのバッテリーパックが搭載される予定。予約金は以下の通り。


モデルS 500,000円
モデルSシグネチャー 3,500,000円
※ 予約金は100%払い戻し可能。価格・オプションは未定(参考米国価格5万~6万ドル)


 充電は自家用の一般コンセントにつなげば可能であり、追加の設備は一切必要ない。200ボルトの高速充電ステーションを使うことによって45分で満充電が可能となる。ガソリン資源の高騰や、将来的な枯渇の不安から、いずれはハイブリッド車へと乗り換えることになるのかと思っていたが、この革命的な車の登場により、一足飛びに電気自動車の時代が始まってしまうようにも思える。来年より始まるタイプSの試乗のために、早々と予約をしてしまった知人がいた。最終的な価格はまだ未発表だが、米国とほぼ同様になると予想される。いずれにせよ世界の自動車マーケット全体に影響する革命的な車であることは間違いない。

 

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― TESLA MODEL S(Signature) ―

全長 4973 mm
全高 1426 mm
全幅(サイドミラーを含む)  2189 mm
最低地上高 113 mm
乗車定員 7名(3列目は子供用後ろ向き)

 

※(メイン写真のボディデザインがアルファ。他はプロトタイプ仕様)

テスラ モーターズ ジャパン

TEL 03-6890-7700

http://www.teslamotors.jp