スウェーデンの巨匠といえば、Erik Gunnar Asplund(エリック・グンナー・アスプルンド)。1885年生まれで、S’30〜40に北欧に“モダンデザイン”をもたらした歴史上の人物です。一番の代表作といえるのは、世界遺産でもある<森の墓地>のランドスケープデザイン。広大な北欧の自然を大胆に取り込んだモダンなデザインは、本当に見事です。人に威圧感や圧迫感、嫌な緊張感を与えず、誰もが亡くなった方との会話に身を委ね、同時に生への感謝や環境への尊敬を感じることができます。というのは私の訪れたときの感想ですが、きっとそういう風にいろんな人がいろんなことをニュートラルに感じられる世界なのです。