TOP > Lifestyle > インテリアスタイリストの買い物リスト > ジョージ・ネルソン氏が生まれて100年!

George Nelson(ジョージ・ネルソン)氏が生まれて100年!


George nelson
あけまして、おめでとうございます。

  今年はジョージ・ネルソン氏の生誕100周年。100という数字はいいですね。友達100人とか、100億円とか、バラ100本とか、人はなにかと100が好き。“永遠”や“定番”や“無限”のスタート地点という、なにかひと山達成した感じになります。





  人の名前や数字、歴史にも疎い私がなぜ知っているかというと、私も長くお世話になっている『ELLE DECO』の100号記念イベントを、ネルソンの生誕100周年にかけて行うということを聞いたから。2報ともに、新年に心からお祝いしたくなるニュースでした!


  あらためて復刻したデザインを思い返しながら、


「ジョージ・ネルソンかぁ……あまり縁はないなぁ……」と考えていたら、家になんと、ふたつもありました!!!!!


  しかもそのふたつとも私の大事な宝もの。我が家ではなかなか丁重に扱われています。家具はがんがん使うためにある。とゴウゴしている私が、つい体格の豊かな友人がガサツにドカっとその椅子に座るものなら、

「し、失礼……その椅子はちょっと……」

プレッツェルチェア  

とNGを出してしまうほど。そう、ひとつ目は椅子。あまりに繊細な線でできているため安全性に問題があり、発表後すぐに生産中止になったという、1952年にデザインされた「Pretzel chair(プレッツェル・チェア)」というもの。もとはHerman Millerから出していて、アーム付きは現在Vitra社でヨーロッパ市場向けに復刻版が出ています。でも我が家の「Pretzel」はアーム無し。アームがあるものより派手な印象はなく、とてもさりげない椅子です。

  アームのインパクトの大きさに覚えがある方がいるかもしれません。ミッドセンチュリーの家具として有名な「Cherner Chair(チャーナー・チェア)」はこの「Pretzel Chair」を制作していたファクトリーが出したものなのですが、当時あまりに似ているために問題になったりしたらしいので、確かに似た印象もありますね。

  線の細さと柔らかなラインにひとめ惚れし、衝動買いしたもので、人に教えられるまでジョージ・ネルソン氏のものだとは知りませんでした。(恥ずかしながら…)。お菓子のPretzelから発想したとかで、こんな名前がついています。そのハッピーなネーミングも改めて思うとネルソンっぽいのかな。ほら、マシュマロソファとかココナッツチェアとか……。あら、食べものばかりですねぇ。

  もうひとつは、大事な友人からいただいた照明です。ちょっと置かせてほしいな、と言われたような気もするのですが、すっかり気に入ったので手放すつもりはありませ~ん。ははは~。

ハーフネルソン  ネルソンの照明といえば「Bubble Lamp」が有名ですが、こちらはスチール製の「Half-Nelson Lamp」。ラウンドのシェードが動くので光の角度を手で簡単に調整できます。スィッチで2段階の光が楽しめます。普通の電球を入れると私には陰が強くなりすぎたので、より柔らかく広くまわるようにトップがシルバーで光が出ない電球を選んで入れました。ベッドルームの足もとのドロアーの上に置き、寝る前のリラックスタイムにその美しいコーナーに魅せられています。照明そのもののデザインはグラフィッカルで力強いものなので、男性の部屋にばっちり似合い、部屋の品格をあげてくれることでしょう!

  でもひとつ。なぜ名前が“半分の自分”なんだろう……。

 

 

 

 

hh style.com 原宿本店
http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?

Herman Miller
http://www.hermanmiller.co.jp/

MoMAstore
http://www.momastore.jp/

ELLE DECO
http://www.elle.co.jp/magazine/elledeco/mag/100