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最後に、昨日出会った「ずーっといいモノ」


  今回が最後のページとなりました。気まぐれなブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございます。当初お願いされていたのはインテリアのモノの紹介だったのですが、モノよりコト。コトより気分に寄ってしまう私はいつも脱線……。撮影や出張も多くてうまく更新もできず……。書こうかなと思ったらもう次のニュースが入ってきてしまうし。実は今もこうしてロサンゼルスのホテルで早起きして書いています。しかも書こうと思っていたのは先週戻ってきたミラノでの話! うーん。言い訳にしか聞こえない……(笑)。


  それなら今回は最後なので基本に戻り、リアルタイムに昨日出会った「ずーっといいモノ (※1:このblogの本来のテーマ!)」について!


 

  カリフォルニア、サウサリート(Sausalito)のファクトリーで半世紀ほど続いている、昔ながらの手法でひとつひとつ手作りされている陶磁器です。そのままのかたちで未だに健全につくり続けている“ミッドセンチュリー”の時期に出回っていた陶磁器はアメリカでは珍しいそうです。ぽってりとした暖かみのある食器は普段使いにおすすめで、淡い色もいろんなレシピによく合うし、和食器と合わせても、洋食器と合わせても、なかなか使い易い。ナイフ&フォークもあまり傷を気にせず使えますよ。ちょっと下の方に付いている取手が特徴なマグはcommune(※2)の事務所でも、お客様用として使っていました!

 

  ※2:communeはロスを拠点に確約している空間デザインオフィス。今回の出張の打ち合わせ相手でもあり、このHEATHのショップAMMO restaurant、oliver people malibu、ACE Hotelなどを手掛けています。

 

  ずっと長い間、直営店はサウサリートのファクトリー内だけだったのですが、去年、アダム・シルバーマンがディレクションに入り新しい直営ショップがロスにオープンしました。内装はcommuneが担当。アダムは男性に人気の作家さんなので、表面がボコボコしている表現などで皆さんご存知かもしれません。X-Largeの創立者のひとりでもあることでも知られているのかな。そして昨年、アダムのいるHEATHで発表した作品はペンダントランプ。とても評判がいいです。

 

 


  昨日はニューコレクション発表の小さなパーティがあり、別件の打ち合わせの間、一瞬でしたが偶然訪れることができました。新作は、テーブルランプやキャンドルスタンド、食器など。新しいコレクションは残念ながら写真を撮ってきていないのでお見せできないのが悔やまれますが、唯一記念に……とアダムにもらったキャンドルホルダー。白×グレーの荒めの凸凹にまあるいフォルムは最高に愛らしいのです。ホテルのカーペットの柄はあまり気にしないでください(笑)。


   


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