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正しいスイング作りの近道


  プロツアーの1シーズンは数十試合、実質9ヶ月にも及ぶ長期間になるために、ツアー選手はその中の出場試合数に合わせて、それぞれのペースで調整をしてきています。上位ランクの選手ともなれば、出場試合を限定して自分の目指すタイトルに合わせて調子を作っていきます。

  一般のプレーヤーの方でも、年間を通してのプレーの割合を考えて、大きなコンペやプレーの回数が多い時期に合わせて、意識して調整をしてみてはどうでしょう。そして、実戦の期間が少ない時期には、もう一度基本に返って、スイングを見つめ直すのも良いのではないでしょうか。

  実際のプレーに役立つための本当のスイングを身につけるためには、まず動きの基本を知識としてしっかりと理解し、それを自分のポテンシャルに当てはめて正しくアレンジすることが大切です。スイングを正しく理解できてくると、自分勝手な我流の解釈で窮屈に感じながらも格好だけ真似た見た目のきれいなスイングよりも、正規の流儀に合った自分流の心地良い独特なスイングの方が、その人に合ったナチュラルでスクェアなスイングだということがわかってきます。

  自分なりのスタンスの幅やグリップの握り方、そしてボールとの間合いなどで、いつも丁寧に均一に構え、気持ち良くスイングできていて、最速のヘッドスピードで振り切れているということが確認できていれば、例え連続写真に写った自分のスイングの一コマが気に入らなくても、自分に合ったスイングが出来ていると自信を持ってください。そのスイングがいつもできてさえいれば、自動的にフェースコントロール良く飛ばせるようになるはずです。

  その自分に合ったスイングの動きを反復性高く身につけていくためには、なるべく狭い練習場での「スイング練習」をおすすめします。広い練習場だと、動きの基礎を身につけることを忘れて、ボールの飛んだ行き先ばかりが気になって、その都度スイングをアレンジしてしまうので、その堂々巡りがかえって正しい努力の妨げになってしまうというわけです。


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