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ゴルフのための身体の始業点検


  雑誌などで、若手女子プロゴルファーや、時のプリンス、石川遼選手のスイング分析を取材でよく頼まれますが、その解説を参考にして、一般の方がいきなり彼らのスイングを真似するのはなかなか無理な相談です。なぜなら、年齢や性別、筋力の強さや柔軟性がそれぞれに違うのですから。でも、決して諦めることはありません。体力的に人間の身体は70歳以上までは向上することが可能です。また、現状の身体のコンディションでも上手く理解して使っていけばプレーは楽しめますし、何と言っても、何歳から始めても上達できる嬉しさがゴルフにはあります。

  そのためには、ある程度、日頃から体力維持などの努力が必要です。また、それ以上に自分の身体の状態を良く知り、それに合わせたスイングや練習方法、道具選びをすることがより重要なポイントにもなってきます。

ゴルフのための身体の始業点検  そして、ゴルフは「老若男女を問わずのスポーツ」とは言っても、思っている以上に体力、筋力を使うスポーツですから、しっかりとしたスイングを続けながら、18ホールを疲労感なくプレーできるように、日頃から自分の身体に関心を持って準備しておくことが上達のための第一歩になるわけです。

  そのためにはまず、身体のアンチエイジングを達成するために5つのポイントを参考にしてみてください。

1.成人病予防や見た目の若々しさを出すために脂肪を落とす
2.毛細血管の発達を促すことで、ケガの予防や脂肪燃焼に効果を出す
3.身体のバランスを整え、自分に自信を持つために姿勢を良くする
4.適度な有酸素運動で安静時脈拍を下げて疲れにくい身体にする
5.身体のキレを保ち脂肪燃焼を促進するために必要な筋肉をつけ、軽快な動作ができるように動きの反応も良くする

  日頃から意識をして運動しながらも、最初はまず自分の安静時の心拍数を知ることです。朝起きて、ベッドから降りる前に心拍数を計ります。この数字が自分の安静時脈拍になります。目標は1分間で65拍以下。

  若い頃に体力に自信があった方でも、最近の安静時脈拍が高い方は、近年、運動に慣れ親しんでいない場合が多く、疲労も残りやすいので無理は禁物です。理想的には常に心拍計を持ち歩いて、運動の負荷に対してどのくらい心拍数は変化するのか、また、運動後に上がった心拍数がどのくらいで戻っているのかを確認しておくと健康管理に役立ちます。

 

 

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