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4カウントが合言葉


  無駄な力みなく、全てのパワーをボールに注ぎ込みたいと思ってみても、その方法が解らないまま練習場に通って無闇にボールばかり打って、スイングに悩んでいるゴルファーは少なくありません。

  「右脚を蹴って、ヘッドを走らせて振り抜く」。言葉では解っていても具体的に身体のどの部分をどのように動かしたら良いのか理解できていない人が殆どのような気がします。力んでがむしゃらにスイングしているだけでは、なかなか上手く力を引き出せないのは当たり前です。ではどうしたら最速のインパクトで思い切りボールを叩けるようになるのでしょうか。 これを実現するために最優先で考えなければならないポイントは、スイングのタイミングです。この「タイミング」という言葉は、「リズム」と「テンポ」という言葉に分けて考えると理解しやすいと思います。

  まず、二足歩行をする動物である人間の動きの基本リズムはすべて2拍子になるということから、スイングをする時の身体を動かすリズムも同じになります。しかし、それぞれのスイングが違って見えるのは、クラブヘッドの動きは2拍子にならないということと、プレーヤーごとに使うクラブの長さや重さ、個々の体質や体力などによってスイングのテンポが違うからです。

  それぞれの特徴を活かしながら、その人に合った良いリズムとテンポで反復性高くスイングし続けるためには、身体が動くリズムばかり考えるよりも、クラブヘッドが動く時間の割合を意識してみる方が良いと思います。

  これは、テークバックの時間とダウンスイングからインパクトまでの時間の割合のことです。この割合は科学者たちの分析により、テークバック3に対してインパクトまでが1になっているということが実証されています。ですから、「イチ、ニッ、サン」でテークバックをして、「シッ」でインパクトの音を感じるようにスイングができていれば、自動的に身体の動きが2拍子になり、ダウンスイングでしっかりとタメができて、最速のヘッドスピードでタイミング良く正しいインパクトが迎えられているという証になっているので、それ以上、腰を回そうとか手を返そうとかなど、余分なチェックポイントは何も考える必要がないのです。

 

 

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