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世代や性別を超えて楽しめるのがゴルフ


  メジャーなツアーだけではなく、女子ツアーやシニアツアーなどの隆盛にともなって、ゴルフそのものがメディアにも多く取り上げられるようになりました。そのためにゴルファー自身が、いろいろなゴルフの情報と接する機会が増えたために、より関心が高まり、眠っていたゴルファーはまた動き始め、新たなゴルファーも増えてきているような気がします。

  特に女性のゴルフへの関心度は相当高まってきているようです。それに相乗りするかのように、各メーカーの女性用のクラブは多種多様となり、ゴルフウェアやグッズなどは男性物をはるかにしのぐ勢いで増えていて、ショップのレディスコーナーは大賑わいですし、女性専門のゴルフショップも登場するようになりました。それをゴルフ雑誌のみならず、一般誌やファッション雑誌に至るまで頻繁に特集されているわけですから、女性がより注目するのもうなずけます。

  また、ゴルフが他のスポーツと、ちょっと違うところは、

■広大な何十万坪という緑一面の敷地の中で、殆どオールシーズンで楽しめるということ。
■ポピュラーな球技スポーツの中では、一番遠くまでボールを飛ばせるということ。
■過激過ぎず健康的な運動になるため、老若男女を問わず誰でも始めることができるし、息の長いスポーツであること。
■個人に合わせたクラブやボールを選ぶことができるということ。
■ユニフォームがないために、ウェアやシューズ、バッグや小物などを自由に選べるということ。
■一人でプレーは殆どしませんし、プレー時間や移動の時間も長いため、人との出会いが多く、いろいろなコミュニケーションの場が得られるということ。
■一人でもコツコツと練習ができるため、その努力の積み重ねによって、パワーで負けてもスコアで勝てるようになるということ。
■基本的にはパートナーや同伴競技者とのコミュニケーションの中で、全て自己申告でプレーは行なわれ、審判はいないということ。

  などがあり、これらの要素を考えてみると、ジュニアたちにも人間形成の場として、ゴルフは特に有益だと思いますし、決して男性だけのアスリートスポーツとは言えないと思います。むしろ、女性やシニアの方にとても合っているスポーツのような気がしてなりません。

  オリンピック競技においても、男女とも行なえる種目と、どちらかしか行なえない種目がある中で、IOCは是非とも男女で行なってほしい種目の一つとしてゴルフを考えていて、2016年のオリンピックから正式種目としてゴルフが入る可能性があるかもしれないそうです。

  いずれにしても、狭い日本の国土の中で、2千5百ヶ所以上のゴルフ場がありますし、観戦だけのスポーツが多い中、国民の1割以上がプレーヤーとなっているスポーツは他に存在しないわけですから、少しでも本当のゴルフの魅力を理解しながら、より多くのゴルファーが末永くプレーを楽しんでほしいものです。