もうひとつ、同じ女性パティシエール、いがらし ろみさんのお店、「メゾン ロミ・ユニ」のケークとコンフィチュールの組み合わせギフト。
こちらのお店は、もともと鎌倉にありましたが、学芸大学にお菓子屋さんとお菓子教室のある、「メゾン ロミ・ユニ」ができたので、気軽に買いに行けるようになりました。店内には、かわいいフランスのジャムビンに様々な種類のコンフィチュールがずらりと並び、選ぶのに迷ってしまうほど。
そして、ケークは、家庭で作ったみたいなほっこりしたおいしさのパウンドケーキが主体です。ギフト用に小ぶりなサイズのパウンドケーキは、差し上げるのにちょうど頃合い。
今回は、ゆずのパウンドケーク。季節のゆずのコンフィチュールを焼きこんでいるので、ゆずの風味が生きています。
このほかに通年であるのは、フルーツケーク。別の日に行ったら、グレープフルーツのコンフィチュール入り、レモンとハチミツのコンフィチュール入りのケーク、と3種類が並んでいました。これに、好みのジャムを組み合わせてギフト用のシンプルな箱に詰めてもらいます。今回は、イチゴとフランボワーズの甘酸っぱい味のものを組み合わせてみました。差し上げる相手の好みを考えて組み合わせられるのは、うれしい。店内のアトリエで焼きたての甘い香りを放っているケークは、家庭のお菓子のようなシンプルであたたかいおいしさに溢れています。
もうひとつ、目白で有名なお菓子の名店「エーグルドゥース」の焼き菓子。こちらも、もちろんどれもおいしいのですが、特にフランスの田舎風の焼き菓子はしっかり焼きこんであっていいのです。
実は、リンゴのタルトタタンに目がないのですが、こちらの小さなタルトタタンは私の理想に近いおいしさです。あら、つい横道にそれてしまいましたわ。
こちらの焼き菓子は、通年あるものもいいですが、せっかくなら、季節のお菓子をおすすめしたい。今回は、冬のケークオフリュイと、ロアード・マロンの2種を詰めてもらいました。冬のケークオフリュイはフルーツケークの生地で、上にドライのイチゴ、イチジク、クランベリーの赤と、スライスアーモンドとパウダーシュガーの白がきいていて、いかにも冬の焼き菓子という感じ。コクのある味がコーヒーにも紅茶にも合います。
また、ロアード・マロンは栗を焼きこんだパイ仕立て。こちらも量感のある栗のペーストを焼きこんだパイで、食べ応えがあります。
このケークとパイは、サイズは小さめですが、しっかりした味わいで満足度大の焼き菓子です。いちばん、プロっぽい味わいかもしれません。
おいしいお菓子をいただくと、思わず顔がほころんで幸せになりませんか? そんなささやかな幸せをおすそわけできたら、お贈りする甲斐もあるものです。
Take it sunny side!
● Kaori Hirone 東京都新宿区下落合3-20-1 Tel/Fax:03-5996-3300 kaori_ori@dream.ocn.ne.jp バラの小箱の焼き菓子(1箱10個入り)\3,500 レモンケーキ \470 |
● メゾン ロミ・ユニ 東京都目黒区鷹番3-7-17 Tel:03-6666-5131/Fax:03-6666-5810 http://maison.petit.cc/ ゆずのケーク \1,500 イチゴとフランボワーズのコンフィチュール \680 |
● エーグルドゥース 東京都新宿区下落合3-22-13 Tel:03-5988-0330 Fax:03-5988-0329 冬のケークオフリュイ \1,600 ロアード・マロン \2,600 |