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ゴルフのための身体の始業点検


  たとえば、練習場でオートティーアップに任せて連打してしまっている場合、運動に慣れていない方は心拍数が150拍以上にもなったままの場合が多く、そんなハアハアゼイゼイ、息が切れたままでは良い身体の動きはできるはずもありません。ですから、一打ごとのルーティンの意味は、動きのリズムや気持ちの集中のためだけではなく、練習場なら一発打った後、コースならボールまで歩いてたどり着いた後、高くなった心拍数をまたもとの安定した状態に戻すための時間的な役割も果たしているのです。

  そのためにも、日頃からウォーキングなどを習慣化しておくと、毛細血管が増えて身体の新陳代謝が良くなり安静時脈拍が減少傾向になることで、より運動しやすくて、疲れにくい身体のコンディションを作っていくことができます。

ゴルフのための身体の始業点検  また、自分の脚力や腕力、握力など、身体のパワーレベルを部分的に客観的な数値で知り、身体全体のバランスをとるような運動や体操を心がけることもポイントです。社会に出ると共に、身体を力いっぱい動かす機会がほとんどなくなってきてしまう中で、身体測定で力の限界を感じたり、スイングでも100%のマン振りを経験したりすることは、動きをコントロールする意味においても非常に役立つので、できるだけ普段から力いっぱいの動きのチャンスに触れて、慣れておくことが大切です。

 


  もし、リキんで力を入れてはいけないのがゴルフのスイングだと思い込んでしまっているとしたら、本当に全力で気持ち良くスイングできた時の爽快感は絶対に味わうことができないと思います。

  とにかく、自然に動きやすく思い切りの良いスイングが、自分にとって一番適した正しい動きだと信じてください。プロのスイングを真似たり、レッスンで言われるままにスイングを作ったりしたとしても、窮屈に感じる動きは見た目に格好が良くても自分には適していないということです。むしろ、自分自身のオリジナルスイングを編み出せるように心がけたほうが、より楽しくゴルフと向かい合うことができると確信しています。

 

 

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