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4カウントが合言葉


 ゴルフのキャリアを積んでいく中で、今まで以上に飛距離を伸ばしたい場合は、まず、使っているクラブをそのまま変えずに行なう場合、3:1というクラブヘッドの動きの割合の中で、1のダウンスイングの時間を速くしていくために、必然的にその3倍の時間のテークバックも速く振り上げていくことが必要になってきます。これが年齢や体力の衰えなどで無理な場合は、二通りの方法があります。一つは、クラブを軽量化することで、同じようにテンポアップした3:1の時間の割合のスイングにしていくことです。もう一つは今までのテンポは変えずに、クラブヘッドを重くしてみることです。体力の衰えなどを考えるとクラブを重くすることは逆行しているように思われるかもしれませんが、今まで培ってきたスイングのテンポは上級者ほど身についてしまっていますから、少々クラブが重くなっても同じテンポ、同じスピードで振ることができるわけです。

  一番危険なのは、せっかくクラブを軽量化しても、以前と同じリズムとテンポでスイングしてしまうことです。確かに軽くラクにスイングできますが、シャフトもヘッドも軽くなったクラブを同じタイミングで打ってしまうことは、スイングスピードは変わらないわけですから、いくら真芯でボールを捕らえてもクラブの運動エネルギーが小さくなった状態のインパクトになってしまうため、飛距離が落ちてしまうことになりかねません。

  ショットをする時の身体の動きのリズムはいつも二拍子で、テンポの速さは使うクラブやその人それぞれの体質や体力に合わせて決まっていきます。そしてテークバックとインパクトまでのクラブヘッドが動く時間の割合は3:1になることが理想ですから、イチ、ニッ、サンで振り上げるテークバックのスピード感をその人それぞれに見つけ出していくことが、安定したスイングでよく飛ばせるようになる秘訣といえるのではないでしょうか。

 

 

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