そういった意味で考えても、これらのシミュレーションゴルフバーは、実際のラウンドのための理にかなった練習ラウンドにもなるということで、ただ心地良い仲間と面白おかしく時間を過ごすためのものだけではなく、ゴルフを上達しようと真剣に考えていればいるほど、打ちっぱなしのインドアの練習場よりも必要不可欠な要素なのです。
なのに、一般ゴルファーはゴルフに行った後の宴席などで、パッティングやアプローチをミスして惜しいスコアを逃したというような反省をさんざんしているにもかかわらず、次の機会の練習では、インドアの打ちっぱなしでドライバーを連打しながら四苦八苦しているわけですから、なかなか上達するはずがありません。
それよりも、プレーの後の宴席の代わりに、ゴルフバーで反省会を兼ねて、お酒や食事でリラックスをしながら、シミュレーションゴルフを楽しむだけで、次回のゴルフプレーに役立つとなれば、行く価値は高いのではないでしょうか。
そして、ゴルフは、そのプレーぶりで、その人の性格が自然に現れてしまうゲームでもあります。実際のラウンドでは、一日6時間前後は一緒の時間を過ごしながらプレーしていくわけですから、終わってみると本当に同伴したプレーヤーのことがよく理解できてきます。また、レッスンする時も相手を理解できていないと、その人にとってわかりやすい良いアドバイスもできませんから、コースレッスンはとても有意義に行なえる可能性が高いのですが、練習場だけのレッスンではなかなか効果を生むことが難しいわけです。
それだけにゴルフバーは、とてもリーズナブルに、しかも利便性の良い立地で、実際のゴルフとほとんど同じようにバーチャルでプレーが体験できるわけですから、仲間同士やカップルなど、大切な人とのコミュニケーションを確立するための道具としてはうってつけの環境でしょう。
でも、それだけ自我が出てしまうゴルフですから、ゴルフバーで他が見えず一心不乱にマイペースゴルフにはまってしまうと、「わたし的にはOBかな」なんてマイナス評価をつけられないようにご注意を。
【取材協力】
GOLF&BAR GRIP
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