デザインも普段履きの靴やスポーツシューズと似ているところがあるからなのか、実際のゴルフコースではちゃんとゴルフシューズを履いているのに、インドアの練習場などでは、仕事の帰りがけのビジネスシューズや軽装に合わせたスニーカーのまま練習している人をよく見かけます。しかし、他のスポーツ同様に、同じ専用シューズを履いて実際のプレーも練習も行なっていなければ、正しい動きを効率良く身につけることはできないし、コースで練習の実力も発揮できないはずなのに、なぜか一般のゴルファーは足下に無頓着な方が多いようです。

　 また、ゴルフプレーにおいては、歩いている時間がプレー時間の９５％以上を占めているということで、最近は、軽くて柔らかくラクに歩けることを重点において開発されているゴルフシューズも多く見受けられますが、ゴルフ場は起伏が多く、平らな所ばかり歩くわけではありませんし、傾斜や芝の種類や状態も多種多様で、不安定な姿勢でスイングをしなければならないことがほとんどなので、実際はスイングすることを重点においた靴選びをした方が、思い通りにボールをコントロールできてプレーがスムーズになるため、スコア的にもメンタル的にも利点が多いのではないでしょうか。

　 ズバリ選ぶポイントは、ソールは柔らか過ぎずソフトスパイクがしっかりとしたもので、靴のアッパー部分の足型が硬めで型崩れし難く、特にトウの部分は硬くつぶれないようになっているゴルフシューズが良いと思います。そうすれば、どんな状況からでもスイングをした時に、左脚はしっかり左サイドが崩れないように足下で支えられますし、ダウンスイングから強烈に右脚を蹴ってフィニッシュで爪先立ちになっても、靴のつま先が硬いために爪が痛くならず指を折らずに足の甲をしっかりと伸ばして支えられるので、その人のポテンシャルを十分に発揮して、ボールにしっかりとエネルギーを伝えられるようになるはずです。

 

 

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