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ドイツで躍動するあの選手にまたもや勝手に時計をレコメンド

篠田哲生プロフィール

 

 欧州サッカーリーグが開幕しましたが、今年の注目は俄然ドイツ・ブンデスリーガ。3名の日本人選手が所属していますが、中でも名門ボルシア・ドルトムントの香川真司の活躍には目を見張るモノがあります。すでにリーグ戦で4得点1アシスト(第6節終了時)。内田“見せてくれ”篤人が所属するシャルケ04とのルールダービーにおける大活躍によって、チームの中心選手として完全に定着しました。

 

 そんな香川真司につけられたニックネームが“極上の寿司”。

 

 高原=スシボンバーだった時代からドイツ人のユーモアセンスにはかなりの定評がありましたが、35万ユーロという破格の価格で獲得した選手がこれだけ活躍してくれるのですから、眼力と金銭感覚の鋭さだけは本物。費用対効果の高い補強を行った担当者も、さぞかし鼻息が荒いことでしょう。

 

 ブンデスリーガのスター候補になりつつある香川真司にも、さっそく(そして一方的に)時計を選んであげたいのですが、彼自身は非常に謙虚な若者である様子。となると、派手な時計を勧めることはできません。

 

 セレッソ大阪時代の彼を知っていれば「この程度の活躍は当たり前」という人もいるでしょうが、天狗になるのはまだ早い。まずはチームメイトとの絆を深くすることが必要です。ならば派手な時計で“調子に乗っている”と思われるより、いぶし銀のドイツブランドを選んで、チームの大黒柱MFヌリ・シャヒンのご機嫌を伺っておいた方が賢明です。

 

 そこで“使い勝手が良いのに安価”という彼同様にコストパフォーマンスに優れた時計で、しかもドイツと親和性が高いブランドとして、SINN(ジン)はいかがでしょう。

 

 SINNはドイツ・フランクフルトにて1961年に創業したブランド。正式名称は「ジン特殊時計会社」であり、ドライカプセルやプロテクトガス、ケースへのシリコンオイルの封入など、独自性の高い時計を作り出すのが特徴です。

 

 しかもデザインや性能と比較して価格も手頃なので、コストパフォーマンスも完璧です。中でもお勧めしたいのが「モデル603.EZM3」。ドイツの警察特殊部隊のために開発されたダイバーズウォッチで、防水性能は50気圧。ケース内にアルゴンガスを封入することで静電気による放電腐食を防ぐという設計思想も、技術偏愛主義のドイツブランドらしくて心に響きます。

 

 ストラップが耐水性の高いブラックシャークスキンを使用しているため、オフのカジュアルスタイルはもちろん、チームで移動する際のスーツ姿にも似合うというのも、費用対効果の高さの現れといえるでしょう。

 

 時計は自分自身のスタイルを示す鏡です。

 

 今までのサッカープレーヤーであれば、まずは下位チームで実力を積んでから徐々に強豪チームへと移籍し、それに応じて時計も派手になっていく。というのがセオリーでした。しかし香川真司の場合、すでにボルシア・ドルトムント自体がビッグクラブ。無理な背伸びは不要です。

 

 自分のキャラクターに見合った時計を選びながら、中心選手として長くプレイできることを祈っています!

 

 

ドイツで躍動するあの選手にまたもや勝手に時計をレコメンド  

搭載ムーブメントはETA2824-2。マグネチック・フィールド・プロテクションによって80,000A/mまでの耐磁性能を実現、ストラップは水に強いとされるシャークスキンストラップを採用。防水性能は50気圧。さらにドライカプセルを組み込んだ除湿テクノロジーによって時計を守る。
ケース径40mm、ケース厚13mm。 \273,000

 

 

 

ドイツで躍動するあの選手にまたもや勝手に時計をレコメンド  

現CEOローター・シュミット氏は1994年に経営を引き継いだ。たゆまぬ技術革新が彼のポリシーである。