しかも今回紹介する限定モデルは、あの名プレイヤー、セベ・バレステロスとのコラボレーションモデル。彼が愛用したポロシャツの色にちなんだブルーダイアルや9時位置のサインといったありきたりの仕掛けだけでなく、ケース素材にもひと工夫。何と彼が優勝した中日クラウンズオープン（1991年）にて使用した11本のアイアンを溶かし、それをケース素材にする極めてマニアックなレアピースなのです。

　 生産本数は世界で50本のみという希少価値だけでなく、あの名プレイヤーの分身ともいえるアイアンを身に着けることができるという高揚感は、通常の時計では味わえません。これだけの逸品であれば（ゴルフに時計は不要）という気持ちにならないはず。ゴルフはメンタルなスポーツですから、バレステロスの魂が乗り移ったスーパーショット連発で、スコアアップだって期待できそうです。

特許取得した「ストローク・カウンター」を搭載するゴルフ用ウォッチで、名プレイヤー、セベ・バレステロスの愛用アイアンを溶かしてケースを作ったという特別なモデル。

カウンターの使用法は簡単で、１ストロークごとに10時位置のボタンを押すと、センターから伸びる三角針（総ストローク数）と12時位置の針（ホールにおけるストローク数）が動いてストローク数を積算。次のホールに向かう際に8時位置のボタンを押せば、12時位置インダイアルのみリセットされる。ベゼルがハンディキャップを示しているので、スコア計算も簡単だ。なお、9時位置にあるのが全リセットボタンで、誤作動防止のためにねじ込み式を採用。4時位置リューズで時刻調整を行う。

1957年生まれのスペイン人ゴルファー。1974年にプロデビューし、マスターズを2度、全英オープンを3度制している。1999年に世界ゴルフ殿堂入りを果たし、2007年に引退。（写真は、1991年の中日クラウンズオープンでの優勝シーン）