TOP > Travel > 旅行 コンシェルジュ 星野 智之 > 知られざる極上リゾート、マジョルカ島の夢のホテル

記憶の中の風景 Vol.02 知られざる極上リゾート、マジョルカ島の夢のホテル


  ヨーロッパのリゾートというと、皆さんはどこを思い浮かべますか? カンヌ? ニース? もちろん、それこそ枚挙にいとまがないほどヨーロッパには素敵なリゾートが存在するわけですが、今日はそうした超有名リゾートとは違って日本人にはちょっと馴染みが薄い、しかしヨーロッパの人々にとっては大変な憧れの土地である、マジョルカ島についてお話ししたいと思います。


  マジョルカは地中海に浮かぶスペインの島。バルセロナからなら飛行機で1時間とはかかりません。日本からは①アムステルダムを経由してバルセロナに入り、国内線でマジョルカに飛ぶか、②フランクフルトでマジョルカ便に乗り換えるか、というふたつの行き方が一般的でしょう。ちなみに私は①の方法を取り、成田を午前中に出てマジョルカに夜遅くに着きました。正直、そう簡単に行ける場所ではないかもしれません。しかし、そんな時間をかけてまでも行く価値がある、行って後悔しない場所なのです、マジョルカは。


  マジョルカは日本人にとっては、おそらくふたつのエピソードで知られているのではないかと思います。ひとつは、“ピアノの詩人”ショパンが結核治療のために恋人のジョルジュ・サンドと一冬を過ごした場所であること。そしてもうひとつは、サッカー日本代表のFW、大久保嘉人が以前に所属したクラブチーム「RCDマジョルカ」の本拠地であること。逆を言うと、よほどのヨーロッパ通でなければ、マジョルカについてこれ以外の知識はないんじゃないでしょうか。あ、そうそう、最近だと男子テニスでロジャー・フェデラーを世界ランキング1位から蹴落とした、ラファエル・ナダルの出身地として覚えている方がいるかもしれませんけど。ちなみに私がマジョルカを訪れたのは、大久保選手にインタビューするためでした。しかし実際にその島に降り立ってみると、そんな話題のあれこれよりも、まず想像以上にリゾートとしてのクオリティが高い!聞けばU2のボノもこの島に別荘を持っていて、かなりの時間を過ごしているらしい。それだけヨーロッパの人々にとっては、憧れの土地であるということなんでしょうね。

 

 

 

<< PREV | 1 | 2 3 NEXT >>

1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部卒。株式会社学習研究社、ぴあ株式会社を経て、2001年に株式会社アクセス・パブリッシング設立に参加、月刊情報誌「東京カレンダー」副編集長に。主に旅行記事を担当し、国内外で約500軒のホテル・旅館を取材。MOOKシリーズ「美的旅情温泉」(既刊5冊)、「THE WONDER HOTEL」(既刊2冊)などの編集・出版を併せて行う。2009年2月より「東京カレンダー」「東京カレンダーWEB」統括編集長。また「FERIC MAG PASSPORT」(Bestnavi.jp発行)編集長も務める。