なかなか回復の兆しが見られない日本の経済状況に比べ、周辺アジア諸国は活況を呈しているところが多い。そんな中、日本の個人投資家の資金は株や証券などから現物投資に移行する傾向がある。
今世紀最強の投資家、ウォーレン・バフェット曰く「長期投資・現物投資こそ投資の基本」と言うが、金の現物投資も市場は賑わいを見せ、最高値を更新している。リスクがないわけではないが、様々な現物投資の対象の中で、今、プレミアムワインの市場が注目されている。
香港で行われたサザビーズのオークションでは、中国人を中心とした投資家により過去最高の売り上げを示したという。その現場に参加するツアーなども開催されていて、意外にも身近なこのワイン投資に注目してみた。
Text:Takamasa Wada