のどかな江戸時代の面影をとどめる東京・渋谷区広尾の一角に佇む『天てんぷら うち津』。ここでは、店主・内津貴久氏のこだわり溢れる空間の中で、日々の採れたての食材が味わえる。
内津氏は、料亭での修行を経て、ホテル日航東京の天麩羅「吉野」で12年経験を積み、料理長を務めたこともある確かな腕の持ち主。ホテルでの料理長時代に、「調理場ではお客様の顔が見えない。カウンターに立って、常にお客様とお時間を共にできる仕事をしたい」と志し、独立開業の道へ入ったという。
そんな店主が「季節を愛で、温かいもてなしに寛ぐ」をコンセプトに掲げた『天てんぷら うち津』は、店内の約6メートルの一枚ガラス一面に昔ながらの豊かな渋谷川の情景が映り、季節を切り取ったような極上の眺めが楽しめる空間。席間隔がゆったりと取られた8席のカウンターと個室が1室のみというのも、店主がゲストの様子を見ながら細部まで心を配れるちょうどよい広さである。
メニューは、店主の厳しい眼で選ばれた四季とりどりの食材を使った天ぷらと、オリジナルブランドの日本酒を嗜む天ぷら会席コース14,000円~(例)のほか、希望に合わせて紙ナベ又は網焼きなども用意。さらに9月からは、松茸・天然舞茸などの旬のキノコを使ったコースや、『うち津』の目玉である旬の雲丹の天ぷらも登場する。
「我が家のように寛いで頂きたい」と語る店主のもてなしの心が随所に表れた心地良い店内で、季節を感じる天ぷらを楽しんでみてはいかかだろう。