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東京都現代美術館 「ラグジュアリー:ファッションの欲望 Luxury in fashion Reconsidered」
09 10/28 UP

東京都現代美術館 「ラグジュアリー:ファッションの欲望」

古今東西のファッションにみる、多様な“ラグジュアリー”

 東京都現代美術館にて、2009年10月31日(土)~2010年1月17日(日)の期間中、「ラグジュアリー:ファッションの欲望 Luxury in fashion Reconsidered」が開催される。

 

東京都現代美術館 「ラグジュアリー:ファッションの欲望 Luxury in fashion Reconsidered」

 この展覧会は、社会の動きや人の欲望を何よりも敏感に反映しているファッションを通じた「ラグジュアリー」の価値観の変化から、時代や社会の変遷を再考するもの。そもそも、「ラグジュアリー」は「贅沢」と訳されるように、視覚的な豪華さ、それを身体にまとった時の特別な感覚、洗練を極めるという精神的な満足感など、“余剰”から生み出された豊かさを意味してきた。しかし現在、産業の発展によって豊かな生活を送る事ができるようになった一方で、そのために引き起こされるグローバルな諸問題も露呈し、「ラグジュアリー」に対する考え方も大きく変化しつつある。会場では、そのような17世紀から現代までの様々な「ラグジュアリー」が、京都服飾文化研究財団(KCI)のコレクションから精選された作品約100点によって提示される。

 

 会場の展示はテーマ別に作品を紹介する構成となっており、金糸や銀糸をふんだんに用いたきらびやかな衣装や豪奢なテキスタイルなどには“着飾る”表現が、シャネルの機能的なアンサンブルやバレンシアガの構築的なドレスなどの“削ぎ落とした”デザインの中には、上質さと精緻な職人技が凝縮されたオートクリュールの魅力が見られる。また、「今までにない服」「一点もの」「リサイクル志向」「ハンドメイド」といった現在の新たな価値観にも改めて触れることができる。多彩な「ラグジュアリー」に気づかされる、刺激的な機会となるだろう。

 

 

 

 

― 「ラグジュアリー:ファッションの欲望 Luxury in fashion Reconsidered」 詳細 ―

 

東京都現代美術館 「ラグジュアリー:ファッションの欲望 Luxury in fashion Reconsidered」 期間:2009年10月31日(土)~2010年1月17日(日)
休館日:月曜日(ただし11/23、1/11は開館・翌日休館)、12/28~1/1
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで
会場:東京都現代美術館 企画展示室B2階
観覧料:一般 1,200円(960円)/ 大学・専門学校生 900円(720円) 中高生 600円(480円) / 65歳以上 800円(640円)/ 小学生以下 無料
※同時開催の「レベッカ・ホルン展」との共通券
一般 1,800円/ 大学・専門学校生 1,500円/ 中高生 1,000円/ 65歳以上 1,400円
※本展のチケットで「MOTコレクション」も観覧可能

ブランド/アーティスト一覧(アルファベット順):
Balenciaga / Beer / Chanel / Christian Dior / Comme des Garçons / Courrèges / Grès
Issey Miyake / Lanvin / Louis Vuitton / Madeleine Vionnet / Maison Martin Margiela
Paul Poiret / Pierre Cardin / Roy Lichtenstein / Schiaparelli / Thierry Mugler
Viktor & Rolf / Worth / Yves Saint Laurent

【問い合わせ先】
東京都現代美術館
TEL:03-5245-4111(代表) / 03-5777-8600(ハローダイヤル)