NEWLINE "Burst-Helvetica" 2004
©Hideki Inaba
稲葉が開発した「バースト・ヘルベチカ」は、ヘルベチカ書体をベースにした“動く”タイポグラフィ。それぞれの文字に異なるモーションやスピードを与えることで、文字がランダムに集散を繰り返す。
福岡の三菱地所アルティアムにおいて、2010年2月19日(金)~3月15日(月)の期間中、グラフィックデザイナー・稲葉英樹による「HIDEKI INABA 9010 稲葉英樹展」が開催される。
稲葉英樹は、世界中の優れたデザインを集めた『Graphic Design Now』(TASCHEN、2005年)の表紙を飾り、ドイツの国際的なデザイン賞「red dod award」にて最高賞「best of the best」を受賞(2004年)するなど、いま国内外で高い評価を受けるグラフィックデザイナー。コンピュータをツールとして表現を開始した第一世代であり、時代を画したアート& クリエイティブマガジン誌上で革新的なデザインを展開し、グラフィックの可能性を大きく拡大することに貢献してきた。
今回のテーマはプリント。稲葉の作品のアウトプットは、絵筆でもカメラでもRGBのモニタでもなく、従来のアートとは対極にあるとされてきた印刷物(プリント)だ。コンピュータの中で生成したイメージは、いわば“0と1の集合体”。これを、印刷という技術を介して“美”という高みに引き上げる、作家の緻密で周到なマジックであり大胆なファンタジーを楽しみたい。
なお、関連イベントとして、2月19日(金)19:00~20:00には作家によるオープニング・レセプションが開催予定。また、モードとリアルクローズを融合したコレクションで人気のブランド「FACTOTUM(ファクトタム)」とのコラボレーションワークを、セレクトショップ「minorityrev hirao」(福岡市中央区平尾2-19-35/tel.092-534-8518)にて展示する。
"NEWLINE2" 2005 ©Hideki Inaba
以前に稲葉が開催した展覧会で発表したタイポグラフィ。セレクトショップ「MINORITYREV」のロゴデザインにも使用されている。
【会期】2010年2月19日(金)~3月15日(月)※休館日なし