4月特集 | 働き盛り30代のアンチエイジング～今からはじめる、10年後の自分づくり～

　毎日蓄積していくストレスや疲労。10年前はどんなに疲れて家路についても、一晩眠れば前日の疲れはどこかに吹き飛んでいたものである。「これが、俗に言う老いなのか……」と憂う前に、体内のメンテンスをしてみてはいかがだろう。

　そこで今回は、日本の美容外科を牽引する第一人者であると同時に、一流アスリートたちの信頼を集めるメディカルトレーナーという2つの顔を持つ医師・末武信宏氏に最新のアンチエイジング治療について語ってもらった。一見して全く別の顔のように思えるが、トップアスリートになればなるほど、自らの体の限界と老化現象と闘っていかなければならない。一日でも長くプロとして活躍するためには、自らの体を内面からメンテンスしていく必要がある。アンチエイジングという観点から見れば、外面と内面の“若くする”という命題が共通項として挙げられるのだ。

　「トップアスリートたちは、日々激しい練習により、体に負荷をかけています。その疲れを癒す処置は、一般の方が日々働く中で受けている疲れやストレスを癒し、細胞を若返られせる効果も実証されています。」

末武医師のもとには、オリンピック日本代表選手や主力プロ野球選手、レーシングドライバーなど、国内でも有数のトップアスリートたちが訪れる。彼らの選手生命を脅かしている老化現象とは、体が酸化、つまり体が錆びてしまうということ。これは体内の活性酸素（※1）の増加が原因である。この体を錆びさせる犯人が増加する要因は、アスリートたちが行っている激しい運動や、ストレス、紫外線、たばこや食物添加物などが挙げられる。活性酸素を取り去ることがサビない体づくり、つまりアンチエイジングへの近道というわけだ。

リラックスして受けられるのが魅力

　美容外科と聞いて、何か大変な施術が行われるのではないか……と不安になる人もいるだろう。しかし、心配は無用。ゆったりとリラックスした気分で受けられ、日々の疲労も癒せるという。

「エアナジーと呼ばれる装置から発生する、活性酸素と結びつく一重項エネルギーを鼻から吸引していただくことで、体内の活性酸素を減少させていきます。同時にアロマセラピーも行えるので、精神もリフレッシュでき、さらに効果が得られます。」   　この他にも、インナーバランスの測定や体組成検査（※2）、ストレスによる自律神経の乱れを正常な状態に戻す治療など、体力アップやアンチエイジングのためのメニューが揃う。一通り行っても1時間程度と気軽にできるのもうれしい限りだ。

　末武医師が院長を務めるさかえクリニックでは、外も中も美しくするという、トータルメンテンスができる全国でも稀有な場所である。院内は、ヒーリングミュージックが流れ、アロマオイルのやさしい香りが漂う。こんなスペースは、これまで女性だけの特権であった。体の悩みはあってもどこへ行けば分からない。そんな余分な悩みを持つ前に、一度同クリニックに訪れてみてはいかがだろう。実績を積んだプロフェッショナルたちが、あなたのアンチエイジングプランを親身になって立ててくれる。

※1呼吸によって取り入れられた酸素の一部が、攻撃的に変化してできた物質で、本来は体内に入った細菌やウィルスを撃退し、体を健康に保つ『免疫システム』で重要な役割を果たしているもの。しかし、食品添加物や大気汚染、たばこ、ストレス、アルコール、薬剤、抗がん剤など活性酸素を発生させる要因が増えたため、必要以上に発生し、あらゆる病気や老化を引き起こす大きな原因となっている。

※2基礎代謝、体脂肪量、体水分量、細胞内液量、細胞外液量、部位別筋肉量、浮腫、ウエストヒップ比、 筋肉タイプ、フィットネススコア、体細胞量、肥満度、上腕筋肉周囲長、BMI、姿勢バランスなど多くの体成分のデータを計測。いま最も正確に体脂肪率などが測定できる。