東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、2009年8月4日(火)~8月27日(木)の期間中、「第278回企画展 ラストショウ:細谷巖アートディレクション展」が開催される。
このたびの展示は、時代とともに数々の名作を残してきたアートディレクター・細谷巖(ほそや がん)による、新作を含めた約70点作品を一堂に集結させた個展。
細谷巖は、1935年神奈川県生まれ、1953年神奈川工業高校工芸図案科卒。ストレートでシンプルな言葉を美しいグラフィックデザインと組み合わせ、紙媒体を中心に多くの優れたコミュニケーションツールを作り出してきた。これまでに朝日広告最高賞(1988年)、日本宣伝賞山名賞(1990年)、紫綬褒章(2001年)など、数々の受賞も果たしている。
今回の会場では、細谷巖自選の珠玉の名作24点と、今回の個展のための新作48点を一堂に紹介。自選といっても、社会的評価も高かった作品も多く、だれもが本や雑誌で繰り返し目にしたことのあるデザインばかりが並ぶ。
また、展覧会に併せて展覧会カタログ『ggg Books-90 細谷巖』と作品集『LASTSHOW』が刊行される。
細谷巖の豊かな発想とアートディレクションの魅力を堪能できる、刺激的な機会となるだろう。
会場