TOP > Special > 5月特集「自分のためのセカンドカー」

 

  ステーションワゴンほど、セカンドカーらしいクルマもないだろう。田舎のセカンドハウスに通ったり、長い旅に出るのに、苦もなく大量の荷物を積み込むことができる。トラックやバンと違って、ステーションワゴンは乗用車をベースとしているから、乗り心地に優れ、長距離も苦にならない。

  数あるステーションワゴンの中でも、機能とパフォーマンスにおいて最高の能力を有しているのが、アウディのA6アヴァント オールロードクワトロだろう。  オールロードクワトロが凡百のワゴンやSUVと決定的に違うのは、最低地上高が運転中に任意に調整できるアクティブサスペンションを備えていることだ。どんな悪路が出現しても、立ち往生することなく、ボタン操作ひとつだけで車高を上げ、簡単に進路を確保できる。舗装の行き届いた道では自動的に地上高を下げ、ハイパワーとクワトロシステムによって、スポーツカー顔負け。シベリアのツンドラ地帯からドイツのアウトバーンへ抜け、アフリカの砂漠を走って喜望峰まで、あらゆる道を一本につないで走り抜けられる、本当の“万能車”。ラゲッジルームのアルミ製可変荷物仕切りシステムが秀逸。

text:HIROHISA KANEKO