クルマがライフスタイルを作るのではなくて、ライフスタイルがおのずとクルマを選ぶものだと思います。スキーに行くから、セカンドハウスがあるからという理由でステーションワゴンが必要となったり、ただ運転そのものが好きだからスポーツカーに乗ったり、都市部に住んでいるから、なるべく小さいクルマに乗ったりといった具合に、それぞれのライフスタイルと選択するクルマは密接な関係にあります。またライフステージという要素もあって、歳を経ていくにつれて、家族が増えたり、仕事が変わったり、住むところが変わってくるように、人生のステージ、舞台が変わってくるわけです。 |
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「クルマは好きなんだけれど、子供がいて荷物が多いから、今はワゴンに乗る」とか。スタイルとステージの両方の要素があって、クルマに求める目的が決まっていく。特に一台目はその傾向が強いですね。
ファッションにしろ、時計にしろ、クルマにしろ、自分がどういうふうに生きていくかを実現していくための道具だと思うんです。スーツを着るとか着ないとか、ジーンズをはくはかないも、自分がどう装いたいのか、どういう場に行くのかによって決まること。だからクルマにしても、余裕があれば目的に合わせて二台三台と持つこともありだと思うんです。 |