
マセラティ、愛する者の集い

去る6月20日と21日の2日間にわたり、マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンは、西日本エリア誕生10周年を記念し、マセラティをこよなく愛するクラブ会員を招いたアニバーサリーイベントを開催した。イベントは20日のウェルカムパーティにはじまり、翌日は今年リニューアルを果たした鈴鹿サーキットのパドックブースに専用スペースが設けられ、マセラティ30余台とオーナー、そしてその家族らが集結した。
1日目は、マセラティの本社があるモデナ市の最新レポートを披露するウェルカムパーティ、さらにミッドナイトパーティと、クラブ会員同士の交流の場が設けられ、愛好者同士ならではのマセラティ談義が繰り広げられた。
また翌日は、我こそはと集まったマセラティ30余台の中から、マセラティオーナーによる投票コンクールが行われ、入賞した3台に表彰状とオリジナルグッズが贈呈された。
そして本イベントのメインでもある、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパレードランには、レーシング用のマセラティ・ギブリが参加するなど、普段めったにお目にかかれないような車も走行し、会場は大いに盛り上がりを見せた。


マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンは、1年を通し、マセラティ愛好者が集うさまざまなイベントを日本各地で行っている。今回は久々の中部地区開催とあって、東海や北陸地方からの参加者も多く見られた。
愛車で本格的なサーキットを走行する6月21日はあいにくの梅雨空であったが、参加者がパドックに集まるころには雨も止み、マセラティオーナーたちは各々自慢の愛車を披露。ボンネットを開けてエンジンを見せ合ったり、こだわりのインテリアについて談笑したり、ファンならでは逸話が飛び出したりと、終始和やかな時間が流れたイベントとなった。


1993年に現会長の越湖信一氏により設立され、本国マセラティ社や日本正規代理店コーンズの認定も受けている日本唯一のオーナーズクラブ。主な活動内容は、2ヶ月に1回の会報(PASSIONE)の発行、月例ミーティング、イベントの運営など。また、イタリア本国およびヨーロッパ諸国との交流や、アメリカのThe Maserati Clubとの提携、協力関係を結ぶなど、その活動は国内外問わず広げられている。
http://www.maseraticlub.jp/cover.html