ライター・エディター
アウトドア系の雑誌社に入り、いくつかの編集長を経験した後、昨年までラグジュアリー系の会員誌の編集を約5年間務める。船、高級外車、不動産、投資などの記事を得意とする。プライベートではカヤック、山岳スキーなども行なうアウトドア志向である。アウトドアの知識を活かして防災士の資格を取得後、災害危機管理アドバイザーの肩書きを持ち、著作多数。防災関連では講演、TV、ラジオなどの出演も多い。
大型クルーザーに乗り湘南の海へ
会場にはピザやタコライスの屋台も出て、フラダンスチームがかわるがわる踊りを披露するなど実に南国ムード。お昼も過ぎると休日をクルーザーで楽しもうというお客さんも徐々に集まってきた。体験クルージングなども始まり、せっかくの好天でもあり、海上からの写真も欲しいために久々に大型クルーザーへと乗り込む。賑わいを見せ始めた会場を後に、逗子から葉山方面へと40ftのクルーザーは沖へと向かう。石原裕次郎灯台を回ると、ヨットレースが開催されていたようで、湘南の海には数多くの白い帆がたなびいていた。
操船をしてくれていた方に話を聞くと、ヨット人口はこの十年頭打ちではあるもののそれほど極端に減っているわけではないということ。ヨット雑誌を始まりに、この業界に入った自分としては、海原を走り、自然を間近に感じるこの素晴らしい体験をもっと多くの人（特に小さなお子さんには）に味わって欲しいと思う。マリン業界そのものは縮小傾向にあるのかもしれないが、せめて日本をリードすべき人々は（これからの人を含め）この海の大きな魅力をぜひ一度味わい、広め、日本に活力を与えて欲しいものだ。
Photo&Text Takamasa Wada
PHOTO GALLERY | 湘南の夏、始まる
