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伝説のダマスカス鋼を使用した

ビクトリノックス「ダマスカス・ナイフ2011」

　ビクトリノックス・ジャパン株式会社（本社：東京都港区／代表取締役：大巻浩一）は、ブレード（刃）素材に「ダマスカス鋼」を採用したマルチツール「ダマスカス・ナイフ 2011」を2011年12月1日より、ビクトリノックス・ストア銀座ほか直営および専門店で販売開始する。なお、本製品は、2010年6月に発売した「ダマスカス・ナイフ」の第二弾として、全世界で4,000本、日本国内では限定80本の提供となる。

 

　本製品は、ラージブレードに「ダマスカス鋼ブレード（刃）」を使用している。この「ダマスカス鋼ブレード（刃）」は、鋼材に添加する炭素、クローム、モリブデン、バナジウムなどの成分を高いレベルで均質に整え、組成の異なる2種類のステンレススチールを積層し鍛えて再現されており、硬度は「60HRc」で、通常品よりもさらに堅硬となっている（ビクトリノックス通常品のブレードは56HRc）。「トラベラー」を基本モデルとした13 機能を搭載。ハンドル部シェルには耐久性に非常に優れ、木目の風合いが味わい深いエボニーウッド（黒檀）を採用しており、インレイ加工でステンレススチールのビクトリノックス・エンブレムが施され、陰影に富む黒檀のブラックに映えてより一層の輝きを放つ。

 

　「ダマスカス鋼」の名称の由来は、1,000年以上前の古代インドの独自の製鉄技術が起源で、その鋼材がペルシャ商人によってシルクロードから中東のダマスカス（シリア）まで伝わり、「ダマスカスの剣」と呼ばれるようになったことだとされている。その後、ダマスカス鋼の製法は継承されておらず、現存する「ダマスカスの剣」を調査しながら再現が試みられている。こうした背景からダマスカス鋼は「伝説」「神秘」とも例えられる存在で、愛好者の中には、2つと同じものがないユニークな模様に取り憑かれてコレクションを増やす人も少なくない。「ダマスカス鋼」は、複数の金属を重ね合わせて造られるため、各金属の長所が組合わされた優秀な特質を備えている。しなやかさと硬さを併せて持つ鋼材としての極めて優れた性質に加え、グラインディング（研磨）、ポリッシング（光沢出し）などの工程を経て生まれる、ブレード表面の「木目」「波紋」などをイメージさせる美しい模様も見逃せない魅力の一つだ。

 

 

 

 

― ダマスカス・ナイフ 2011 商品詳細 ―
【価格】 21,000 円（税込）
【カラー】 ブラック
【ハンドル長さ】 91ｍｍ
【ブレード】 ハイグレード・ステンレス・ダマスカス鋼
【各ツール（ブレード除く）】 ステンレス鋼
【ハンドル】 エボニーウッド
【機能数】 13 機能
【販売個数】
全世界4000 本
日本国内限定80 本
【全13機能】
①ダマスカス鋼ラージブレード(大刃) ②スモールブレード(小刃)
③カン切り ④マイナスドライバー(小)3mm
⑤コルクせん抜き ⑥リーマー(穴あけ)/パンチ
⑦キーリング ⑧せん抜き
⑨マイナスドライバー(大)6mm ⑩ワイヤーストリッパー
⑪はさみ ⑫マルチフック
⑬ソーイングアイ（糸穴）
【付属品】 コレクターズBOX

※すべての商品のコルク栓抜き収納部分に製造年である「2011」とシリアルナンバーを刻印しているほか、
ディスプレー、保管に便利な「コレクターズBOX」を付属。
※エボニーウッド（黒檀）のハンドルにステンレススチール製のビクトリノックス・エンブレムがインレイされている。

 


Text Takamasa Wada

ビクトリノックス・ジャパン株式会社
TEL：03-3796-0951
URL ：www.victorinox.co.jp