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Arflex(アルフレックス)


  Arflex(アルフレックス)は、1951年にイタリアで誕生したモダン・ファニチュアーブランドである。アルフレックスとは、イタリア語で家具を意味する“arredamenti(アレダメンティ)”と、英語で柔軟性を意味する “flexibility(フレキシビリティ)”を合わせた造語であり、いつの時代にも、どんな環境にも適応する家具であり続けるという願いが込められている。

 

  アルフレックスの歴史は、1951年に登場した1脚のチェア「Lady(レディ)」に始まる。「Lady」は合成ゴムをヒントに開発された新素材、エラスティック・ウェビング(伸縮性のある帯紐)と成型ゴムを家具に活用し、機能的でモダンな製品の実用化に成功。当時無名だったデザイナー、マルコ・ザヌーゾとの共同開発により誕生した「Lady」は、イタリアを代表する世界規模の美術デザイン展『トリエンナーレ』で金賞を受賞し、アルフレックスの名を世に広めた。このチェアを皮切りに、次々と新たな発想のもとプロダクトを生み出し、時代を問わず、どんな生活空間にも適応するデザインと確かな品質で、多くの人に愛されるブランドに成長していったのだ。

 

  その後、アルフレックスが日本に上陸したのは1969年のこと。アルフレックスのモダンで実用的なデザインに魅了された1人の日本人、保科正氏によってアルフレックス ジャパンが設立されたのだ。家具作りだけでなく、生活を楽しみ、人生を愛するイタリア人から学んだ“豊かな暮らし”の概念を取り入れながら、日本の住環境に適した“モダン・シンプルライフ”の提案は、感度の高い人々から圧倒的な支持を受けた。

 

  さらに創業当時より、家具だけでなく“豊かな暮らし”の概念を通して、店舗や住宅など暮らしに関わる幅広い提案を行い、1987年には、アルフレックス ジャパンの理念に基づいたライフスタイルに触れることができる総合プレゼンテーションスペース「カーサミア河口湖」を創設。標高1,000メートルの富士の麓にある豊かな自然に抱かれた約4,500坪の敷地内には、ショールームを中心に、スタイルが異なる3つのモデルハウスが点在し、その各部屋は、すべてアルフレックス ジャパンで扱う家具でコーディネートされている。

 

  そして近年、アルフレックス ジャパンは、世界で注目を集めるデザイナー、カルロ・コロンボやクラーソン・コイヴィスト・ルーネなどを起用。アルフレックスのセオリーはそのままに、時代性を強く感じさせる一面をも提案し、新しい魅力を伝えているのだ。

アルフレックス ジャパン 問い合わせ先

フリーダイヤル:0120-33-1951
受付時間:月~金の10:00~17:00(祝日を除く)
http://www.arflexjapan.co.jp/