TOP > Fashion > Craft Design Technology(クラフトデザインテクノロジー) > 知的さと誠実さを兼ね備えた革小物
  職人の丁寧な表面加工でなめされた牛革を使用したクラフトデザインテクノロジーのレザーシリーズは、シンプルでミニマル、また知的さを感じさせる色であるホワイトが最も特徴的である。

  この革小物のコンセプトは『エレガント』。よくある無骨で丈夫な革製品とは全く真逆で、革本来の持ち味を最大限に引き出すため、世界一薄くて軽い革を使用し、ひとつひとつが熟練した職人によって細部までこだわりを持って作り込まれているプロダクトである。

  例えば、コバ(端)ひとつを挙げても、丹念に磨きその上にコバ用塗料を塗っていくという丁寧な仕上げが施されている。その塗料には、このレザーシリーズのために用意したクラフトデザインテクノロジーのカラーコードでもある「黒緑」を使い、ホワイトの美しさをさらに引き立たせているのだ。

  そしてそのデザインには見た目の美しさだけでなく、同ブランドならではのこだわりが詰まっている。
  パスポートケースなど、体に近いところに装備されたとしても、決して洋服のシルエットを崩すことなく、空気のように軽くて滑らかな存在感を実現。これは使用する環境や目的にあった検証と開発の反復が成せる技である。

  例えばブランド立ち上げ当初からベストセラーの三角ペンケース。実はこの商品も初期モデルと現行モデルとでは、気がつかないような細部に変化、いや進化が起こっているのだ。それはある一通の手紙から端を発する。

『どのブランドのペンケースも鞄の中入れて持ち歩くと、ペンケースからペンが抜け落ちてしまう事がある。このような意見も参考にして欲しい』

  そこでクラフトデザインテクノロジーのプロジェクトチームは立ち上がった。抜け落ちる可能性があるポイントを検証し、通常は直線にカッティングする箇所に、ラウンドを付ける事でその問題をクリアしたのだ。

  ユーザー目線に立ったモノ作り。それもクラフトデザインテクノロジーのこだわりなのだ。