11月某日、ベルルッティ三越名古屋栄店はかつてない熱気に包まれた。ショップ開店3周年を記念して企画されたパーティー。その夜を彩るパートナーとして招かれたのは、腕時計の老舗ブランド「ブレゲ」だ。互いに「B」の文字を冠するというだけでなく、様々な共通項を持つ両ブランドのコラボレーション。顧客やFERIC MAG PASSPORT※1読者を招待し、多くの笑顔に包まれた一夜限りの共演を取材した。
パーティー当日、会場ではベルルッティの新作コレクションである「デムジュール」「ピエール」のブーツラインが一般販売に先駆けて公開された。またこの日のために取り寄せられたという受注生産のトランクも展示。ベルルッティファン垂涎の逸品に、訪れたゲスト達のひときわ熱い視線が集まっていた。しかしこの日の目玉はなんと言ってもベルルッティとブレゲのコラボレーション。会場中央にはブレゲの「タイプXXI」「クラシック」といった代表的なラインがディスプレイされ、靴と腕時計を試着しながらコーディネイトをあれやこれやと談笑しあう姿が見られた。腕時計はレディースのコレクションも用意されていたため、普段は男性の靴選びに付き合うだけのご婦人たちも、パーティーを楽しんでいたようだ。
そしてメインのイベントでは腕時計専門サイト「Gressive」※2副編集長の名畑政治と「FERIC」のプロデューサーでもある榎本勝之のトークショーが実現。「男のこだわりは小物で語る」をテーマに、靴にも腕時計にも並々ならぬこだわりと造詣をもつ二人が、二つのアイテムのコーディネイトやファッションについての話題を繰り広げた。現当主オルガ・ベルルッティとのエピソードやものづくりについて話が及ぶと、ゲストたちも興味深げに聞き入っていた。また、この日は偶然にも二人ともがブレゲ「タイプXX」を着用。ファッションのスタイルや履いているベルルッティの靴は全く違うにもかかわらず、違和感なく佇むブレゲの存在に、伝統に裏付けられた本物を感じることができた。
歓談タイムでは、その日の記念にとベルルッティの靴とブレゲの腕時計を試着しての撮影会も催され、あこがれのアイテムを手に入れた気分に。グラスを片手に商品を見たり、トークゲストと直接アドバイスを求めたりと、日常では味わうことのできないプレミアムな体験に満たされて、華やかな夜は更けていった。
※1 FERIC MAG PASSPORT詳細はこちら >>