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リアル・スティール

どんな栄光よりも、大切なものは親と子との絆。“リアル・スティール=本当の強さ”である。

 スティーブン・スピルバーグ×ロバート・ゼメキス×ヒュー・ジャックマン。現在考えられるハリウッド最強のタッグが贈る、父子の絆を描く感動のエンターテイメント巨編である。
人間に代わり高性能のロボットたちが死闘を繰り広げる時代─夢を失くした元ボクサーの父と、母を亡くした息子は、旧式ロボット“ATOM”との運命の出会いによって、失われた父子の絆やプライドを取り戻していく…。


 スティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスが、魂を揺さぶる感動とエキサイティングなアクションを兼ね備えた、奇跡のエンターテインメントを世に放つ。『リアル・スティール』それは、驚異のロボット格闘技の世界を舞台に、人生に挫折した男と愛を知らない少年が“本当に大切なもの”を取り戻していく感動の物語。スピルバーグが11年もの間、温めてきた渾身の企画である。

 

 西暦2020年、リングの中で死闘を繰り広げるのは、もはや生身の人間ではなく、高性能の格闘技ロボットたちだった。才能あふれるボクサーだったチャーリー・ケントンは、チャンピオンになるために全てを─妻と子供までも捨てて、ただ夢だけを追い続けてきたが、ロボット格闘技の時代の到来によって生きる場所を失い、今や人生の敗残者も同然。辛うじてロボット格闘技のプロモーターとして生計を立てるものの、彼の乏しい資金力で手に入れられるロボットは、リングの上であっという間にスクラップ状態に…。人生のどん底で、さらにチャーリーに災難が舞い込んでくる。11歳の息子のマックスが、赤ん坊の頃に別れて以来、初めて彼の前に現れたのだ。最愛の母を亡くしたマックスはチャーリーに心を開くはずもなく、父子の関係は最悪の状態。そんなある日、2人はゴミ捨て場でスクラップ同然に捨てられた旧式ロボット“ATOM”を発見する。それが、彼らの人生に奇跡を巻き起こす “運命の出会い”であることに、チャーリーもマックスもまだ気づいていなかった…。

 

 キャスティングは「X-MEN」ウルヴァリン役でもおなじみの、ヒュージャックマン。子供の頃に影響を受けた「ロッキー」など思い切り感情移入できる映画に出会えたという。監督に「それは演出で導き出すことは不可能です。彼には才能と同時に、生まれつき備わった特別な何かがあるんです」と言わしめた10歳の子役、ダコタ・ゴヨ「マイティ・ソー」、ドラマ「LOST」で一躍脚光を浴びたエヴァンジェリン・リリーの演技も素晴らしい。小さな子を持つ親ならば、誰もが涙なくしてはいられない感動のストーリーが展開する。アクション場面もモーション・ピクチャーに頼らずにロボットそのものを動かすなど「リアル」にこだわった名作に仕上がっている。この冬、見逃すことのないように。

 

 

   

 

 

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12月9日(金)全国ロードショー!
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